光明院 | 散策日記Ⅰ

散策日記Ⅰ

美術館&博物館で開催された展覧会の記録、それにまつわる散策記です。

東福寺から6分離れた所に「光明院(こうみょういん)」があります。東福寺の塔頭(「たっとう」と読む。弟子が設立した寺院のこと。)で、1391年に金山明昶(きんざんめいしょう)が設立しました。


光明寺


門に「庭の保護のため、本当に拝観したい人以外は入らないでください。」と書いてあり、入ろうかどうかためらっていると、出口から強面の兄ちゃんが出てきて、固まりました。拝観料を請求されると思ったのですが・・・。

兄ちゃんは何も言わず門を出ていきました。


入ってもいいことが分かり、入口をまたぎました。

管理人は誰もいなくて、「志納300円」と書いてある竹筒があり、そこにお金を入れました。

拝観する人の善意を信用しての行為です。



中は10人ほどいました。


こじんまりとした畳の部屋に、庭園が広がっていました。「波心庭(はしんてい)」という名がついています。

東福寺方丈庭園とともに、重森三玲の傑作のひとつ。

大海原を表す白砂に光を意味する巨石を立てたのは、寺名の「光明」を意識したそうです。


とても静かな所でした。


庭


この後、伏見稲荷へ行く予定でしたが、スマホのバッテリーが無くなったのと歩き疲れで切り上げ。

東福寺駅に向かいました。