C図書館より。
『一章 朋香 二十一歳 婦人服販売員』
『二章 諒 三十五歳 家具メーカー経理部』
『三章 夏美 四十歳 元雑誌編集者』
『四章 浩弥 三十歳 ニート』
『五章 正雄 六十五歳 定年退職』
主に仕事のことで悩みを抱えた人々が
別の用事で訪れたコミュニティーハウス内にある
図書室の司書さんからお薦めされた本を手にして、
あれこれ考えながら自分の今と未来を切り拓く連作短編集です。
青山さんの作品は多分、今まで読んだものすべてが
連作短編集で、どれも悩める人々を救ってくれる感じだったなぁ。
好きです♪今回の作品も、過去に読んだ作品も。
司書の小町さんが「大きい女性」とあるので、
なんとなく『バイバイ、ブラックバード』の繭美を連想してしまいました。
そして、パソコンをすごい速さで打つ小町さんを見て
浩弥が「ケンシロウ」って表現するのもツボでした♪
それに答える小町さんの「おまえは今生きている」も♪
なんか、登場人物がみんないい人なのが、
瀬尾さんの作品ぽいなぁ。と娘と話しています。
瀬尾さんの作品とか、青山さんの作品は安心して読むことができます。