病気なんか、吹き飛ばせ! 『クッキー ほのぼの日記』  

やっと、メロンちゃんが ママのポッケから現れた!

わんわん僕「早く、頂戴よ~!」
「騙さないって約束じゃないの~!」
ママ「そんなに直ぐには、あげないよ~」

ママって、意地悪だね~。




病気なんか、吹き飛ばせ! 『クッキー ほのぼの日記』  

ママ「ほら、取ってごらん」
わんわん僕「んもう~、意地悪しないでよ~!」

前足で、よいしょ よいしょ!




病気なんか、吹き飛ばせ! 『クッキー ほのぼの日記』  

うーん、なんで 取れないのだろう…。

一生懸命、前足を使ってみた。

でも、ママの手の中から メロンちゃんが落ちてこない。

なぜだろう…。



病気なんか、吹き飛ばせ! 『クッキー ほのぼの日記』  

考えていたら、

ママ「こっちだよ~!」

タッタカッタッタタッタッタ~!

手の中にメロンちゃんを握り占めたまま、ママが駆け出しちゃった。

わんわん僕「ちょ…ちょっと待ってよ~!」
「騙さないって約束したじゃないの~!」

タッタッタッタッタ~!


病気なんか、吹き飛ばせ! 『クッキー ほのぼの日記』  

ママ「こっちこっち~!」
「メロンちゃんが欲しかったら、追いかけておいで~!」
わんわん僕「キャハハハ、楽しくなってきた~!」

リビング → 廊下 → リビング → 廊下

何周も追いかけてるうちに、メロンちゃんを追いかけてるというよりも、ママを追いかけるのが楽しくなって自然に笑顔がこぼれてきたよ。




病気なんか、吹き飛ばせ! 『クッキー ほのぼの日記』  

ハア~  ハア~  ハア~

ハア~  ハア~  ハア~

僕とママの息も上がって来ちゃった。

ママ「もう、止めようか…」
わんわん僕「うん、僕もママも体力を残しておかないとね」

疲れ果てる前に、おもちゃ遊びを終了にしたよ。