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図書館でおもわず手にとった一冊。
『最後の小学校』
佐賀県の玄界灘に浮かぶ小さな島
『向島』
警察も病院も商店もない島の分校には
毎日、たったひとりの生徒のために
船で給食が運ばれてきます。

年々児童数が減少し、
2010年に中学校閉校と同時に
入野小学校の分校となる。
2012年3月、
女子児童1名が卒業して
島でたったひとつの
日本一小さな小学校が休校となる。

最後の1年間をまとめた一冊。

離島で暮らした私でも
不自由さを感じてきたけど
それ以上に不自由さを感じる島での生活。

女子児童1人、先生1人
毎日のやりとり。
普通の小学校生活じゃ考えられないような日常が描かれていておもしろい。

2階の教室を使って全力の缶蹴りを
先生と生徒、そして先生の妻3人でやったり、
同級生や友達もおらず
たった1人で授業を受ける
彼女に対する接し方や
これからの人生への向き合い方など
先生目線で書かれてて
面白いなぁって思った。

あとがきを読んで
最後の章がこうなれば良いという願望だというのをみて…『えぇ!?』願望なの!?と思ったのがちょっと残念でならないけど。

でも読み応えはあったかな