今上映されてる『アントキノイノチ』
すごく見たい
って旦那に話してたんだよね![]()
メイもいるし、映画館なんて行けないし![]()
DVDが出るのを待つしかないかぁ![]()
って話してたら![]()
旦那がアントキノイノチの特集を映してくれてたぁ![]()
特集を夜に二人で見たんだけど・・
それだけでもう泣きそうやったぁ
孤独死した人や虐待死した子のお家に行っては
遺品整理をしたりして
その亡くなった人と向き合ったり
今までの自分の生き方とか命について
考える映画なんだけどね。
すごくテーマが重い内容なんだけど・・
特集みてもっと見たいと思ったよ![]()
それでね、ちょっと前のことを思い出したの![]()
私がね、専門学校2年のときに受け持った患者さん
そのときね、がんについて学ぶ実習だったんだよね。
『終末期とは何か』ってことを学ぶ実習だった。
いつかは自分も死ぬってわかってるけどさ、
でも自分があと余命何カ月とかって告知されたら、
恐怖とか不安とかってすごく莫大になると思うんだよね。
だからがんって告知されてる患者さんを受け持つのが怖かった。
近い将来、この人が亡くなるのかもしれないって思ったら、
すごく怖くて、何を話していいのかもわからなかったんだよね。
でもそんな不安を打ち消すくらいすごく明るい人で、
おまけに同じ地元の出身ってことを聞いて
親近感まで湧いて、会うのが楽しくなった。
勉強をするために実習に行ってるのに、
会うのが楽しくて、話すのが楽しくて、
自分が勉強をさせてもらってる身なんていうのも忘れてた・・。
その人は結婚もしてなくて、親族もほとんどいなくて、
『毎日毎日寂しくて、退屈だったから、来てくれて嬉しい』
って私が来るのを心待ちにしてくれてた。
その当時、私にできることなんて、
話し相手になったり、足浴をさせてもらったり、
そんなことくらいしか出来なかった。
実習最後の日にね、手紙を書いたんだよね。
感謝の気持ちと身体をお大事にって。
手紙を渡したら、患者さんが私のために
泣いてくれたんだよね。それがすごく嬉しかった。
それから6年、私も今看護師になって、
忙しく業務をこなしてて、
患者さんとの思い出に浸る余裕もなかった。
入れ替わりの激しさと日々の業務の忙しさに
ふとね、振り返ることもできていなかったと思う。
そんなときに、メイを妊娠して、結婚して、
育児休暇をいただいて、
里帰り出産で地元に帰ったんだよね。
ちょうど今年の1月だった。
そのとき家にね、1本の電話がきたの。
女性の方で私と話がしたいって。
名前も聞いたことないし、誰だろ・・って思ったら
その患者さんの親族からだった。
正直びっくりした。
同じ地元ってことは伝えたけど、
自分の自宅とか教えてないし、ましてや連絡先を教えるなんて
実習ではタブーだったし、それに何で今頃??
そしたらね、その親族の方が、
『あれから二年も生きたんです』って電話越しで言われた。
私が受け持ったとき、その患者さんは
余命半年だった。それがその後二年も生きたって。
今年法事で親族が集まって遺品整理をしてたんだって。
そしたら、私が実習の最終日に渡した手紙がね、
その方の宝箱の中に入ってたって。
私が実習が終わったあとも、
私がどんな看護師になってるのか、
気にかけてくれてたって。
また会いたいって話してくれてたって。
その手紙に私の名前が書いてて同じ地元って
ことを頼りに私を探してたって。
法事に来てた人がちょうど私の父のことを知ってて
娘の名前が同じだなって思って
電話をかけてみたらビンゴだったと・・。
何かね、すごいなぁって思った。
私はさ、日々の忙しさを言い訳にして、
思い出すことさえもしてなかった。
それなのに、退院してからも、
ずっと気にかけてくれてた。
ほんの何分かで書いた手紙を
ずっと大事に持っててくれた。
本当に遺品ってその人の心を語ってくれるんだなって思った。
その出来事があってから、
私がまた仕事復帰したとき、
ちゃんと一人ひとりの患者さんとの出会いを大事にしようって思えた。
アントキノイノチの特集をみて思い出して・・
これからもずっとこの思いを忘れちゃいけないと思って・・
このブログに記してみました。
長々と読んでくれた方はありがとうございます。