一昨日,友人からSSD換装を手伝ってほしいと依頼がありました。PCはとある海外メーカー製で,起動ドライブは250GBのM.2に500GBのHDDがプラス。しかし,購入早々HDDが気に入らないということで,500GBのSSDに換装していましたが、システムドライブも250GBでは「心許ない」と訳のわからないことを言い出したのです。先月末に PCショップに出向き,500GBのM.2ドライブと外付けケースを購入したものの,自分一人では自信が持てないということで一昨日私に「招集命令」が入ったのです。

 最近はドライブの換装には定番の「EASEUS todo Backup」を使います。早速クローンを作成したのですが,見事に失敗。原因は自分で一度トライしていたため,不適切なフォーマットが実行されていたことでした。パーティションを削除し,ドライブ全体を「未フォーマット状態」に戻し再実行。これでうまくいくかとと思ったのですが,やはり「起動できず」となってしまい,UEFI設定画面を確認。ところがそれは私が見たこともないデザインのものでした。

 すごくシンプルで旧のBIOS設定ガンの雰囲気さえ感じます。

この時点では,boot sequence はきちんと「Windows boot manager」だったのですが,色々点検していると何故かこれが消えてしまっているのです。もうこうなるとかなりの覚悟が必要になります。というか,幸か不幸か何十台ものパソコンいじりをしてきた私も,こんな「Windows boot manager」が消えてしまうという事態に遭遇したことがないのです。

 さらに「未体験」のできことが発生し,「Windows boot manager」を復活させるべく「修復ドライブ」から起動しコマンドプロンプトに入ったのですが,「回復キーを入れろ」といって操作を受け付けないのです。そんなものがどこにあるかもわからず,調べてみるとsecurity対策でかなり酢前から導入されていたものだと分かったのですが,一度もお目にかかったことがありませんでした。

 そこで,友人はメーカーのサポートに電話して聞いてみようと言い,私は無駄だと言ったのですが,電話をしてみると予想通り待たされた挙句,「それはMSさんがしていることなので・・・」という返事。

 エアコンの効いた部屋での作業とはいえ,友人は大病を抱えている身ですし,私も疲れ気味で作業を終わろうとしていたのですが,友人が「Dドライブにシスタムファイルだけコピーを取っているから,そこから起動してみる」と言い出す始末。起動してみるとWinのインストーラが動き出し「友人は喜んでいた」のですが,これは回復ドライブからの新規インストールでしかなく,例の煩雑な手続きを続けてアカウント作成から,MSへのサインインまでしてしまったのです。で,友人はあとソフトのインストールをしていけばいいだけだと喜んでいるのですが,この段階で元々の250GBのM-2システムドライブが使えなくなってしまうことが予想されます。

 それにせっかく起動ドライブがM.2であるにもかかわらず,SSDから起動して使うというのは全く馬鹿げたことで,改めてSSDからM.2へのクローン作りをし直すことになります。ネットでEASEus todo Backupについて調べてみるとやはり結構クローン作りの失敗があるとか。私自身も今年の初め一度失敗してやり直すことがありました。昔はEASEUS partition Masterでクローン作りができていて,失敗することなどなかったのですがどういうことなのでしょうね。今日もまた友人宅に出向き,奮闘することになりそうです。