刑事がウチに訪ねて来た。

こう書くと、ただ事ではないな!とお思いだろうが

20年近くも前の話なんで(笑)。


別に悪い事をしたわけじゃないが、ついつい敬語で
何かワタシがなさったとでも?
と緊張の上、間違った敬語の使い方でトーク。

刑事曰く
◯◯ジュンさんですね?
返事をしたら最後、いやいや何も悪い事はしとらん(笑)。
ハイ、ソウデスガ…。
△△△とは知り合いで?
あぁ、バンドのメンバーですが…。
△△△君は、当時ボクのバンドのベーシスト。
高校の同級生。在学中から一緒にバンドを組んでいた。
「その△△△ですが、何時何時に盗品売却で逮捕したんですわ。」
「ええ~っ?!マジすか?!」
「でね、調べた結果、お宅の楽器と現金に手をつけた、と供述しとるんですわ。」
「そういぇやぁ、ヤツに楽器貸してたなぁ。現金とは?」
刑事の話によると、ボクの部屋に忍びこんで
へそくり貯金の在処を知っていてそこからいただいた、という。
正直、そのへそくり貯金が何処にあって、いくらあってと覚えていなかった。
「そこで申し訳ないのですが、現場検証みたいのをさせてほしい。」
そして、冷蔵庫と電子レンジの間に隠してあった(らしい)場所を、
ボクが立って指をさしている写真を撮ったり、この供述に間違いないかと確認させられたり…と、
火曜サスペンスで観たような検証を一通りやって、供述書に署名。

…と長々書いてしまったが、

何が言いたいかというと、

自分が大事にしていた物(楽器)を、
勝手に下取りに出して換金して懐に入れられた悔しさ、
現金を盗まれた怒り、
裏切られた、なんとも言えない憤り
…と、

分かるでしょ?(笑)



今日は、ある御方の最高傑作な自転車が盗まれた、
という話を聞いて思い出した事を書いたのだが、
隠れて乗り回そうが、転売しようが、いづれアシがつく。
やった本人は、目先の事だけだろうからアフターエフェクトなんぞ考えもつかない。

こういう書き方はいけないのかもしれないが、

怖いのは警察ではなく、被害者でもなく、
その行いを知っている第三者だと思う。

そして犯人は外に出るたびに出会う人の目がみんな、
監視しているように思い、ビクビク生きていくのだ。



ちなみに△△△君、起訴だけはしないでくれと親が謝りにきた。
弁償したいのでいくらか言って欲しいと。
ボクは盗られたシンセの値段+20万上乗せで請求し、
グレードアップしたシンセを買い直した。

これでチャラだから当然と思った。
裏切られた友情と、ポシャったバンドと、
一生残る嫌な思い出と共に、
シンセはグレードアップしたのだ。



今日は重い、嫌な話でした。
すんませんねべーっだ!