これは20年前のお話。
ボクがまだ20歳そこそこの頃。
バブルが弾けたあたりですわ。


夏の二泊旅行、野郎4人組。

当時はまだ(未だに?)入れ墨など市民権を得てなく
今のようにバンドマンすらキレイな素肌だった頃、
全身入れ墨の4人組は当然、ビーチでものけ者(笑)。
それでも皆と同じように、パラソルで日陰なんか作っちゃって
サングラス&ビール。
そのうち昼寝をして気付いたら
ドーナツ化現象(笑)
中身はイイ人達なんだが…(笑)。

そんなかんだで、当然ナンパは失敗に終わり、
腹いせに、街に出ようではないか、と。

道中、派手なネオン看板に
湯の町ストリップ
と書いてあるではないか。

おぉ、コレがイイや!と車を停める。

そこは倉庫を改装してストリップ小屋に。
入り口の受付(おそらく元警備員の詰め所)で
入場料を払うと、構内スピーカー(元工場なので敷地内いたる所にスピーカーが)で
はい、4名様御入場!!
なんて放送するから、信号待ちで止まっている車のヤツらが
指さして笑っていやがる(笑)。

そうすると受付のおっちゃんが
「はい、扉開きまーす」と自動でこのバカでかい倉庫の鉄扉が
ガラガラガラ~…と開くではないか。
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正面にステージ。すでにミートローフみたいのが
スパンコールの衣装着て踊っていやがる。

客席には、扉が開いた音で振り向き
助かったぁ~とばかしに
若いあんちゃん3人組が、扉が閉まる前に
一目散に出て行く。

そう…、なかば監禁状態(笑)

あぁ…そういうことかぁ…。
次のヤツらが来ないと、逃げられない…。


かくしてボクら4人一行は次の餌食が来るまでの1時間ばかし、ミートローフのやる気ないダンスを浮かない気持ちで耐えていた(笑)…。



そして翌日。


宿から海岸までは途中、このストリップ小屋を通らねばならない。

小屋手前で信号待ちしていると…、

割烹着を着て、竹ぼうきを持ったミートローフ

駐車場を掃いている
のを目撃…。

あまりにもの現実のシビアさを目の当たりにして、

ボクら4人は、海岸へと向かい、

誠意と堅実さでナンパをしたのであった……。