病院通い
医学が発達したおかげで、妊娠を望む人への選択肢が増えました。
しかし、まずは妊婦というステータスを獲得するために病院に通うことになるなんて。
まずは、基礎体温を2カ月くらい付けたものを先生に提出しました。私の場合はスマホのアプリに記録していたものを見せただけ。
先生が、「では○日にもう一度来てください」
とだけ言って診察は終わり。
私からの逆質問の方が長かった気がします。
「妊娠しやすい状態を作りたいですが、食べ物は何に気をつければ良いですか?」
「アルコールはもう飲みませんが、周りのタバコの煙も吸うのも良くないですか?」
「自転車は乗ってもいいですか?」
「葉酸はもう飲み始めたらいいですか?」
先生はニコっとして、
「はい、全部気をつけられる範囲でやってみてください」
この日から私の日常が全てプレ妊婦さん活動となりました。
排卵してない…
排卵日(と予測される日)にまた病院にやってきた私。
夫には「また病院行くんや」と言われました。
なぜ人ごとなんだ。
私の排卵を確認したところ、
「うーん…排卵してるのかな…」
先生の小さなつぶやき。
もちろん私の両耳が聞き逃すはずもなく、
「え?排卵してないんですか?」
先生「いや、排卵してるんでしょうが、卵がきちんと育ってないかもしれませんね。」
私は極端な性格をしていると少々自負しています。そんな私に「排卵していない」の一文は衝撃でした。
え、私、妊娠出来ないんじゃ…。
「排卵誘発剤に進みますか?」
妊活本で読んだ医学用語が出てきた。
私は二つ返事で「はい」
夫に確認すれば良かったかもしれませんが、タイミング法すら知らなかった彼には医学用語の説明から入らないといけない。
このプロセスはもう省略してもいいだろう。
私は32歳の大人だ。
自分の判断で誘発剤を打つことにしました。

