~カリブ海 カリブ海地域のラム~ | 外食・中食・内食情報発進!

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 サトウキビから造るラムは、16世紀に爆発的な人気を博し、世界の貿易を活性化させた。今もなお世界中で飲まれている。

 レゲエ、ラスタ主義、海賊などと並んで、ラムはカリブ海地域の不朽のシンボルだ。ラムは単なる飲み物ではなく、この地域の歴史、文化、経済そのものだといえる。

 サトウキビの搾り汁を蒸留すること自体は、欧州でも1000年以上前から行われていた。だが、その隆盛が頂点に達するのは、西インド諸島の奴隷が糖蜜を発酵させるとよい酒ができることに気づいた16世紀になってからのことだ。

 欧州各国と北米の植民地で砂糖とラムの需要が増すと、カリブ海地域でサトウキビが増産され、その結果、奴隷の需要がさらに増した。そこから生じたいわゆる“三角貿易”は、数百年間、北大西洋貿易の基盤であり続けた。

 ラムは次第にカリブの文化の一部となった。時には貴金属の代わりに通貨として使われた。乗組員に毎日決まった量のラムを支給するイギリス海軍の伝統(1970年に廃止)は、カリブ海の船で始まり、世界中に広まったものだ。西インド諸島の歌「デッドマンズチェスト」では、ラムは海賊、山賊、ごろつきの酒だと歌われた。

 通(つう)はストレートかロックで飲むが、ラムはさまざまなカクテルのベースにもなる。キューバ・リブレ、モヒート、ロングアイランド・アイスティは、その代表格だ。

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■ベストシーズン  カリブ海地域は年間を通して熱帯性の気候だが、夏は気温と湿度が高め。8~11月はハリケーンの来襲がある。

■旅のヒント  セント・ルシアで1月に開かれる「フード&ラム祭り」は、またとないラムの見本市。カリブ海地域のメーカーが一堂に会し、テイスティングなどを行う。一流バーテンダーも世界中から招かれて、ラムを使ったカクテルを披露する。

【見どころと楽しみ】
<ラムをめぐる旅>
・ジャマイカのアップルトンエステート社は、1749年から“レゲエの島”で最高のラムを造ってきた。同社のアップルトンエステート21年は、カリブ海地域で最高級のラムといわれている。
・1862年にキューバで創業したバカルディは、現在はプエルトリコで事業を行っている。カターニョの工場には博物館と試飲室がある。
・真偽のほどは定かではないが、バルバドスのマウントゲイ蒸留所は世界最古のラム生産者を自称する。その歴史は300年に及ぶ。
・マルティニク島のセントジェームスは、糖蜜ではなくさとうきびの搾り汁を使い、より味わい豊かなラムを造っている。蒸留所には試飲室や博物館もある。


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