手間をかけず、いつもの朝食のパンをぜいたくに――。ひと塗りで味わいを広げてくれるパンのお供をランキングしたところ、パン食文化が根付く本場、ヨーロッパからの輸入品が上位を占めた。
1 550ポイントクレーマ・ジャンドゥーヤ メゾン・デッラ・ノチョッラ・ピエモンテ(イタリア)
ローストしたナッツとチョコレートで作るジャンドゥーヤのペースト。イタリア・ピエモンテの名産、ヘーゼルナッツが52%入っており、ナッツの風味がしっかりと感じられる。苦みのあるチョコレートは甘すぎず、トーストしたパンに塗って、ちょっと溶けたところを食べるのもいい。「チョコレートの甘さとナッツの風味が溶けあって、いくらでもパンが食べられてしまいそう」(村山らむねさん)、「ほどよい甘みとビター感でくどくない。大人からも好まれる味だと思う」(瀬戸理恵子さん)
(1)200グラム入り2047円(2)03・5289・0732(輸入元のオーダーチーズ、土日祝日休み)
2 530ポイント緑オリーブのペースト ROI(イタリア)
イタリア産の厳選したグリーンオリーブとオリーブオイルで作った塩味のペースト。シンプルな素材そのもののフレッシュな味が楽しめる。そのまま塗って食べるほか、サンドイッチの隠し味やパスタにも使える。フランスパンなど堅めのパンに塗るとワインに合うおつまみに。黒オリーブの商品もある。「爽やかな後味でもう一口という気になる」(横山由紀子さん)、「オリーブ実のザクザク感、塩味のきいた味わいがパンを引き立てる」(中尾康宏さん)
(1)80グラム入り600円(2)03・5784・2736(輸入元のイータリージャパン)
3 490ポイントオレンジマーマレード ミオ(フランス)
フランスのジャム職人、フランシス・ミオ氏が作ったマーマレード。やや粗く刻んだオレンジの皮は歯応えが感じられ、苦みと果実の香りが生きた味わい。バターやクリームチーズと一緒にパンに塗ってもおいしい。「酸味、苦み、甘みのバランスがよく、オレンジの味そのものの凝縮感がおいしい」(君島佐和子さん)、「見た目が華やか。味にどっしりとした奥行きもあり、マーマレードのお手本みたいな味」(杉渕水津さん)
(1)340グラム入り1785円(2)0120・160・906(販売店のフロジャポン)
4 480ポイントいちごジャム ジャムクラフトとりはた(山梨県北杜市)
山梨県・八ケ岳南麓にあるジャム専門店。契約農家で栽培したイチゴを使い、保存料を使わず、粗製糖のみで煮込んだ。大粒イチゴがたくさん入っていてみずみずしい。4月中旬以降、今年採れたイチゴのジャムの出荷が始まる。予約可。「材料のシンプルさがおいしさを引き立てる」(松浦亜季さん)、「生の果実以上のフレッシュ感」(杉渕さん)
(1)150グラム入り788円(2)0551・38・3499(水曜休み)
4 480ポイントポークリエット パークハイアット東京(東京都新宿区)
背脂を加えた豚肉を長時間煮込み、ペースト状にしたもの。フランスパンに塗ってワインと一緒に味わいたい。豚のイラストの容器に入っているので贈り物でも喜ばれそう。「ポークの味、香りがしっかりしていて食べやすい」(牛尾則明さん)、「野菜や香辛料の風味も引き出されている」(宮路謙太郎さん)
(1)120グラム入り1800円(2)03・5323・3635(パークハイアット東京デリカテッセン)
6 450ポイントハチミツ フランボアジエ レザベイユ(フランス)
パリのハチミツ専門店の商品で、瓶詰めまで熱処理をしないなど、伝統的な製法で作る。キイチゴの花の蜜で作ったハチミツはしっかりとした甘み。ほのかに果物の香りを感じる。「サラリとした中に複雑な味わいがありパンとの相性もいい」(君島さん)、「フランスパンに薄く塗っただけでお菓子を食べているような気分」(杉渕さん)
(1)100グラム入り1050円(2)03・6809・1833(レザベイユ・ジャポン、土日祝日休み)
7 420ポイントコバン 共働学舎新得農場(北海道新得町)
小判型の白カビチーズ。クリームを多く使っているので、強いコクとなめらかさがあり、バターのようにパンに塗って食べられる。1時間ほど室温に置くと柔らかくなり、塗りやすい。「塩分、甘み、苦みなどのバランスがよく、パンに塗るとそれぞれのおいしさが際立つ」(浜田美里さん)、「やさしい味のチーズで、幸福な朝食の演出にぴったり」(村山さん)
(1)150グラム840円(2)0156・69・5600
8 400ポイントぴーなっつぺーすと砂糖・粒入り 麻布川越屋(東京都港区)
千葉県産落花生で作ったピーナツペースト。風味を損なわないよう、熱を吸収する黒御影石のローラーですりつぶしている。焼きたてのトーストに塗り、少し溶けたところを食べるのがいい。「ピーナツの味が濃く甘さもしつこくない」(宮路さん)、「ふくよかさと粒感のバランスが絶妙」(村山さん)
(1)230グラム800円(2)03・5425・2805(土曜午後・日祝日休み)
9 340ポイントストロベリージャム ミント黒こしょう入り クリスティーヌ・フェルベール(フランス)
フランスの菓子職人、フェルベール氏が作るジャム。ミントの葉と黒こしょうが入っており、甘酸っぱさの中にすっきりとした風味がある。「ミントの風味が後味に残り、もう一度食べたくなる」(肱岡香子さん)、「ミントとコショウによって味が引き締まり、より豊かな風味に」(瀬戸さん)
(1)220グラム1785円(2)03・3352・1111(取扱店の伊勢丹新宿本店の代表)
10 330ポイント自家製レバーのパテ 水郷のとりやさん(千葉県香取市)
千葉県の鶏肉専門店が作るレバーパテ。契約農家で育てた鶏のレバーを使い、再仕込みしょうゆやブランデーを加えてレバーの甘さを引き出している。かりっと焼いたフランスパンに塗って食べるのがおすすめ。「レバーのくせが抑えられ、バランスよくまとまりの良い味」(君島さん)、「レバーのうまみを存分に楽しめる」(肱岡さん)
(1)100グラム1260円(2)0478・83・2347(水曜休み)
1位の「クレーマ・ジャンドゥーヤ」はイタリア製のチョコレート味のぺーストで、濃厚なチョコの風味と香りが楽しめる。一般的なジャンドゥーヤはナッツの含有量が10~30%程度だが、こちらは52%も含まれていて、コクのある味わい。食パンがぜいたくなスイーツに変わる。
2位もイタリア製。オリーブそのものの味を生かしたペーストは、それだけをパンに塗ってもいいが、野菜や肉を挟んでサンドイッチにしてもおいしい。
3位のオレンジマーマレードはフランス製。ほろ苦いオレンジの皮の風味が特徴で、大人の味わいを楽しめる。単品だけでなく、バターやクリームチーズなどと組み合わせれば、味の幅が広がる。
国内の生産者で4位に入ったのは「ジャムクラフトとりはた」のイチゴジャム。四季折々の果物を使ったジャムの専門店で、ミネラルを多く含む粗製糖と果物のみで作るジャムは、素材そのもののフレッシュな味が特徴。なかでもイチゴは一番の人気で、イチゴだけのジャムのほか、ラム酒やレモンを加えたものもある。
7位の共働学舎は北海道のチーズ工房。コバンはパンに塗れるほど柔らかいチーズなので、バターの代わりに、たっぷりと塗って味わいたい。ライ麦パンやカンパーニュのような、酸味のあるパンと組み合わせると、おいしさが引き立つ。
また、今回紹介したようなパンのお供があれば、ゆったり過ごす休日のブランチや、ワインと一緒に楽しむ時間も、より充実したものになりそう。いずれも自社サイトや大手通販サイトなどで購入できるので、お気に入りの一品を探してみてはどうだろう。
チーズやハチミツで手作りも
手作りで自分好みのディップを楽しむ方法もある。松浦亜季さんがすすめるのはクリームチーズの活用。ドライフルーツと一緒にフードプロセッサーで混ぜるとクランベリーならピンク色、ブルーベリーなら紫色。ブルーチーズとハチミツを混ぜれば大人の味に。混ぜる時間や量を調整すれば、プチプチした食感や甘さ控えめなど好みのパンのお供に仕上がる。
手作りで自分好みのディップを楽しむ方法もある。松浦亜季さんがすすめるのはクリームチーズの活用。ドライフルーツと一緒にフードプロセッサーで混ぜるとクランベリーならピンク色、ブルーベリーなら紫色。ブルーチーズとハチミツを混ぜれば大人の味に。混ぜる時間や量を調整すれば、プチプチした食感や甘さ控えめなど好みのパンのお供に仕上がる。
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