一度は行ってみたい世界の絶景 ポルトガル・シントラ レガレイラ宮殿 | ぜひ行って欲しい!世界のお勧め絶景スポットを紹介するブログ

ぜひ行って欲しい!世界のお勧め絶景スポットを紹介するブログ

これまでに訪問した国は数十ヶ国以上。
特に印象に残った選りすぐりの絶景スポットを紹介していくブログです。
海外旅行を計画している皆さんのために、心に残る旅行の手助けが出来たら嬉しいです。

今日の絶景
  ポルトガル・シントラ レガレイラ宮殿 

ポルトガルの首都リスボンに隣接するシントラという町の中心から
歩いて10分ぐらいのところに
「キンタ・ダ・レガレイラ」という宮殿があります。

このレガレイラ宮殿は、シントラ宮殿やペーナ宮殿とともに
「シントラの文化的景観」として、
1995年にユネスコの世界文化遺産に登録されました。

シントラ観光というと、ムーアの城壁、ペーナ宮殿、王宮の
3点セットで行く人が多く、
なぜかこのレガレイラ宮殿は忘れられがちです。

しかし、実際にここを訪れた人たちの満足度はとても高いです。
とにかく、ワクワクがとまりません!
入場料は、6ユーロですが、見どころが一杯で
1日たっぷり楽しめます。

この宮殿は、17世紀に建設された王族の別邸を
20世紀前半に、アントニオ・カルヴァーリョ・モンテイロが
手に入れ、オペラ舞台の設計士であるイタリアの建築家
ルイージ・マニーニによって設計・改築された宮殿です。

パッと見ただけでも雰囲気が他の宮殿と違い、
敷地全体がまるでRPG(ロールプレイングゲーム)の世界なのです。

宮殿、礼拝堂、美しい庭園や池、地下へ通じる螺旋階段、
地下洞窟の抜け道、回転扉、数々の石橋、
怪物みたいな石像など、敷地内いっぱいに仕掛けが隠されていて
探検気分で楽しめます。

また、秘密の通路等がなんの案内も無く存在しているので、
懐中電灯持参で、ゆっくり時間を掛けて廻るとより楽しいです。

足元もけっこう危険で、けが人が出ないのかと危ぶむような宮殿です。
敷地内にはたくさんの塔があり、宮殿や見張り塔とは洞窟や
秘密の通路でつながっていて全部のぼれます。
池の中には飛び石の道があって、手すりとかロープとかがないので
足を踏み外したら池にドボンするしかないです。

宮殿の中は迷子になりそうなほど部屋数が多く、
いわくありげな胸像やら図書室やら、
最上階には錬金術を行っていたと言われる部屋があり、
そこかしこに錬金術の装飾、しかけが施され、部屋を守る様に
多くの魔物達が配置されています。

バルコニーから外を見れば一面森っぽいけど、
全部が宮殿の敷地で、周りの建物はほとんど見えませんが
遠くにシントラの町が一望できます。

また、ここの庭園は、一見普通の広い庭園ですが、
人を驚かせてやろうと楽しんで設計したかのように
美しくて楽しい仕掛けが盛り沢山で
庭園全体が舞台装置の様で楽しめます。

細い道、城壁、石造りの建物に階段、洞窟など、
どんな仕掛けが有るのか探しながら、
それ以上に驚き、感心させられながら廻るのが楽しいです。

ここには、「イニシエーションの井戸」と呼ばれる
レガレイラで一番有名な井戸があります。

深さ27m、九つの階層で作られた井戸で、螺旋階段で
下まで降りれます。
最下部の「秘儀の泉」とよばれる部屋には
秘密結社フリーメイソンに関係していたテンプル騎士団の
シンボルの十字マークが彫られています。
9という数字はダンテの「神曲」に出現する九つの地獄、
九つの煉獄、そして九つの天から構成される天国に
インスパイアされたものだとされています。
これは錬金術師にとっての天と地を結ぶシンボルでもあるそうです。

カフェのすぐそばには、10人も集まればいっぱいになるくらいの
小さなチャペルまであり、ここも秘密の通路で、
どこかに通じています。
中は白を基調にしていてかなり可愛らしく、
上を見上げるとステンドグラスが綺麗です。

敷地はかなり広い上にアップダウンもあって、
登りたくなる塔も多いので、歩いているとけっこう疲れますが、
雰囲気は本当に面白い。
ディズニーランドとは違った大人も子供もワクワクする、
オススメの場所です。


こちらのブログにもお立ち寄り下さい。
 ↓     ↓     ↓  
一度は行ってみたい日本の絶景ポイント
http://trip-japan6305.seesaa.net/