国立や私立医学部の結果が出て、今シーズンの入試が終わった。
今年度は初めて東大受験生を見ることになり、過去問20年分ほど研究したわけだが、その中で痛感したことがある。
大切なのは、難問の解き方をガムシャラにインプットすること……ではなく、
「基本的なことを 正しく 深く 理解できているか」
ということ。
自分は日頃から「基礎が大事!」ということを強調しているが、今回東大受験生を指導することになり、結果、合格まで辿り着けたことで、そのことを再認識した。
数学でいえば、答が出せるだけではなく、「なぜそういう方針で解くのか」「どうしてそういう式が立つのか」というところまでわかっているか。
物理・化学でいえば、「どういう理論・法則が基になって、式が立つのか」ということを説明できるか。
来年、再来年、受験に臨む高校生!
問題集をただただ「こなす」だけでなく、深いところまで理解しようとする習慣をつけてください!
新入試制度ではそういうところまで見ようとしてますよ!