皆様、5月も中盤を過ぎて少々暑い日が続いているように思いますが、如何お過ごしでしょうか❓



最近は某町役場の給付金が“ギャンブラー”の口座に誤送金され、その振込金をネットカジノですってしまった…みたいな事件で持ち切りですが、今回は最近聴かせて頂きました旧譜のアルバムのレビーです。🎵


(旧譜のアルバムのレビューを書かせて頂くのは、恐らく数年振りだと思います。🙏)



その旧譜のアルバムとは、






オリジナルは1975年に発表された、


小坂 忠(こさか ちゅう)さん



ほうろう


です。♪



何故今回このアルバムを取り上げさせて頂いたかと申しますと…、





先月29日、シンガーソングライターで牧師の小坂 忠さんが5年にも及ぶ闘病生活の末73歳でお亡くなりになった事を知り、その後小坂さんのソロ2ndアルバムの『ほうろう』というアルバムが「日本のR&Bシーンを語るおいて外す事が出来ない名盤」といった情報をネットで見付けた事がきっかけです。


その後通販サイトで『ほうろう』には1975年に発表されたオリジナル盤と、2010年に当時の演奏をリマスタリングし、小坂さんが再度ボーカルをレコーディングし直した、『ほうろう 2010』が存在する事や、またその双方をCD2枚にまとめ、オリジナル盤発表から40周年を記念した記念盤



『ほうろう 40th Anniversary  Package』


がある事を知り、私はこの「40th Anniversary Package」購入し拝聴させて頂きました。





(上記写真は『ほうろう Anniversary Package』の裏ジャケット。/こちらはネットよりお借り致しました。🙏)


(詳細や収録曲は以下の通り)






実はこのアルバムの何金字塔たる所以ですが、アルバムのプロデュースが細野晴臣さんと小坂 忠さんで、楽曲の一曲一曲の素晴らしさは勿論の事、全曲演奏を務めているのが今や伝説のバンドとなったティン・パン・アレー(ベース・細野晴臣さん、ドラム・林立夫さん、ギター・鈴木 茂さん、キーボード・松任谷正隆さん)で、コーラスに吉田美奈子さんや当時シュガーベイブのメンバーだった山下達郎さんや大貫妙子さんといった、錚々たるメンバーが参加されており、「はっぴいえんど」の前身的バンドで小坂さんが在籍していたバンド「エイプリル・フール」でドラムを務められていた伝説の大作詞家・松本 隆さんが数曲作詞を担っていなっており、言い換えれば、現在のJ-POPの礎を築かれたミュージャンやソングライター達が、20代頃にこのアルバム作りに終結された…という点だけでも、金字塔的アルバムであると思います。


個人的感想と致しましては、「和製R&B」という色合いは勿論強く感じますし、今聴いても色褪せる事のない素晴らしさを感じる事が出来ると思います。


また『40th Anniversary Package』では、20代の頃と60代の頃の小坂さんのボーカルが堪能出来き、20代の頃の若々しさと60代の年輪を感じる渋みが聴き比べられる企画になっていると思います。🎵



それでは今回は、『ほうろう 40th Anniversary Package』から、


『ほうろう』1975年オリジナル盤全曲





『HORO 2010』(2010年マスタリング音源使用盤)






そしてアルバム収録曲で先行シングル曲だった、


しらけちまうぜ

(作詞:松本 隆 / 作曲:細野晴臣)


のオリジナル・バージョン



と、


2010年バージョン




をお送り致します。音譜



※因みに『しらけちまうぜ』は、桑名正弘さんや東京スカパラダイスオーケストラ feat.小沢健二さんもカバーされていたそうです。



こちらは、松本 隆さんのツイートから…。






小坂 忠さんがお亡くなりになった事がきっかけで『ほうろう』という素晴らしいアルバムを知る事が出来ましたが、このアルバムは後世にも語り継がれるようなアルバムだと言えるでしょう。



合掌🙏