花 | Una stella cadente

Una stella cadente

あたしも、流れ星になりたい。

恋をすると何もかもが輝いていて

世界で一番幸せになる。

みんな小さな種から綺麗な花を咲かそうと

毎日、毎日、水をあげて

毎日、毎日、話しかけてた。

でも、花は毎日の水でお腹が一杯になっていた。

それに気づかずに毎日欠かさず水をあげていた。



綺麗な花が愛の結晶だったから。



花は枯れてしまった。

あんなに元気だったのに、だんだん花は下を向いていく。

もうあんなに綺麗な花は咲かすことが出来ない。

種だったころ、芽を出した頃。

昔を振り返れば涙が止まらない。

大事にしてきたからこそ、大事な思い出だからこそ

手に入らない思い出だからこそ。

もっと大事にすればよかった。

昔の思い出が忘れられない。

こんなにこんなに悲しくて

後悔ばかり頭をよぎる。

もっと大事に出来たのに。

花なんか育てるんじゃなかった。



君を好きになるんじゃなかった。

君を好きになってあたしはこんなに

人を愛しいと思う気持ちにはなったことがない。

この君への思いをどう処理すればいいのか。

きっとこの思いは生涯消えることのない。

きっとまた他の誰かを好きになっても

君への恋心は色あせない。

大好きだよ。

今でも君が忘れられない。



あのときに好きだと素直にいえたらよかった。

君が離れていくのをただ笑顔で見送ることしか出来ない。

きっとまたあたしの前に笑って戻ってきてくれることを信じて。



でも、これだけはいえる。

後悔なんてしなくて良い。

君が育てた花は幸せだった。

君が愛してくれて君に愛されて幸せだった。

枯れてしまいのは誰のせいでもない。

いつか時がたって笑顔で話せる日が来る。

また君は同じ花を咲かすことが出来るから。

それまで笑っていてね。



それだけがあたしに出来る。

たった一つのこと。

君の幸せをただ願うよ。