十頁だけ読んでごらんなさい。十頁たって飽いたらこの本を捨てて下さって宜しい。 (新潮文庫)/遠藤 周作
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最近、短編集ばかり読んでるから、そろそろがっつり長編でも読もうかな馬
なんて思いつつ、紀伊國屋をブラブラしていたら、
やたら題名が長いこの本が目につき、そのままちょこっと立ち読み本

エッセイっぽい。
しかも手紙について。
著者はもう亡くなってるから昔書かれたものなんだろうけど、
今でも使えそうな内容・・・・→早速購入カバン


恋人に宛てる手紙、病気のひとに宛てる手紙、仕事相手に宛てる手紙。
どのように書くと、手紙を受け取ったひとが嬉しく思ったり、

和んだり、書き手に関心を持ってくれたりするのか。
具体的な文章の書き方や、何を考えながら書けばいいのか。
そういうことが詳しく記されている。
著者のファンの方なら知ってると思うけど、

(ニュースになったらしいから、ファンじゃない方でも知ってるかも?)
昭和35年に執筆された本書、平成18年に偶然見つかったらしい。
50年近く前に書かれたものにも関わらず、

その内容は驚くほど新しく、まったく古さを感じないの。
著者がすごいの?
それとも、手紙は普遍のものだから・・・?


わたしはもともと手紙を書くのが好きラブレター
長い旅行に出るときは、友達や親戚の住所を必ず持っていくようにして、
旅先から絵はがきを欠かさず送っている。
学生の時は、いちいちお土産を買う余裕がなかったこともあって、
相手が好きそうな写真を真剣に選び、
そのひとのことを考えながら手紙を書いて、ポストに投函し続けた。
一人旅を長く続けていると、
いろんなひとに出会って楽しい時間を過ごすことももちろんあるだけど、
やっぱり基本はひとり。孤独は当たり前になんだよね。

だから、ひとりでごはんを食べていても、ホテルにひとりでいるときも、

寂しいっていう感情が意識にのぼってこなくなる。

(たまーに、無性に泣きたくなるときもあるけどね汗
でもポストカードを書いているときだけは、
わたしの本来いるべき場所で、

日常を楽しく過ごしてるみんなのことを思い出すから、
ちょっとセンチメンタルで寂しい気分になったりして。

こんな風にわたしがポストカードを何枚も書くものだから、
そのうち友達も旅先からカードを送ってくれたりするようになって、
そのひとがわざわざ私のためにカードを選んで、

時間をさいて書いてくれたんだラブラブって思うと

普段の味気ないメールでのやり取りより断然嬉しいわアップ

としみじみ思ったりする。

今は長い旅行に行くことがないからあまり出さなくなったけど、
その代わり、季節が変わると

その季節らしいレターセットを買うっていう習慣がついた。
遠くてなかなか会えない友達には

何てことないことを書いてゴキゲン伺いしてみたり、
クリスマスには海外の友達にカードを送ったり。


この本を読むまでも思っていたことだけれど、
やっぱりわたしにとって手紙って、どう考えてもステキなものだから、
もっともっと気軽に出せるようになろう手紙って改めて思った。

ここに書かれてる手紙の書き方は、
手紙だけじゃなく、ブログやメールでも応用できるな、と思う。
「読み手の立場になって文章を書く」
大事なことだよね。