普段スマホを使っていて気になることの一つに、バッテリーの劣化があります。購入時は朝に充電してあれば余裕で1~2日持ったのに、今やその日の夕方には残量わずかなんてことも。ここまでくると、Androidスマホのバッテリー寿命の問題という可能性があります。
スマホのバッテリーには交換時期の目安があります。適切な時期に交換すれば、快適にスマホを使えます。そこで、のバッテリー交換の時期や方法、キャリアごと(NTTドコモ、au、ソフトバンク、ワイモバイル)の修理や補償サービス、さらにバッテリーの劣化を抑える使い方のコツなどをまとめました。
バッテリーを交換するべき時期は?その方法は?
Androidスマホ・iPhoneに限らず、スマートフォンの多くがバッテリーにリチウムイオン電池を使用しています。パワフルで寿命の長い電池といわれていますが、やはり経年劣化は避けられません。
1回で使える時間が購入時の半分程度になったら、寿命が近づいているサイン。電池パックを交換するタイミングといえます。また、寿命が近づくにつれて、電池パックが膨れる場合があります。これもバッテリー寿命を示唆する現象の一つですが、安全上は問題ないとされています。
バッテリーを交換するには主に、新たな電池パックを購入する方法と、修理に出す方法があります。基本的に、前者が電池パックを自分で取り外せる機種、後者がバッテリーが内蔵されている機種の場合となります。それぞれ見ていきましょう。
電池パックの購入(バッテリー取り外し可能な機種)
電池パックの購入は、どのキャリアもショップまたはオンラインショップで可能です。値段は1000~4000円程度と様々です。機種ごとの詳しい値段はホームページやショップページで確認できます。
また、電池パックを無料で交換してくれる補償サービスも用意されています(下記参照)。ただし、いずれの場合も在庫終了や在庫不足、申し込み期間が限定されていることがあるので注意が必要です。
NTTドコモのスマホ
同一機種を長く使用している人には、「電池パック安心サポート」が適用される場合があります。これは、同一のFOMA、Xi(クロッシィ)電話機を1年以上利用している人を対象としたもので、電池パックまたはポータブル充電器をポイント(ドコモポイントとdポイントを合算したもの)と交換できるサービスです。
ただし、2014年冬モデル以降の機種は、電池パック安心サポートの利用に月額500円の「ケータイ補償サービス」の契約が必須となっています。
auのスマホ
auの電話機購入時に「安心ケータイサポート」(月額300円)に加入していると、バッテリーが無償で提供されます。条件は同一の電話を1年以上継続利用していると1個、さらに3年以上継続利用で1個と、合計2個が無償で支給されるというものです。auショップやKDDIお客さまセンターなどで申し込み可能で、宅配便またはメール便で送られます。届くまでには1週間ほどかかります。
ただし、安心ケータイサポートは2013年9月に新規加入の受付を終了しており、現在は実質的に長くスマホを利用している人のみが受けられる補償サービスといえそうです。
ソフトバンクのスマホ
ソフトバンクの「電池パック無料サービス」は、まず1年以上同一機種を利用している必要があります。かつ1年以上「あんしん保証パック」(月額500円)もしくは「あんしん保証パックプラス」(月額650円)に加入していると、1機種につき電池パック1個が無償になります。
ワイモバイルのスマホ
サービスの内容はソフトバンクとほとんど変わりません。1年以上同一機種を利用し、かつ1年以上「故障安心パックプラス」(月額690円)「故障安心パック」(月額500円)「故障安心パック-S」(月額500円)のいずれかを継続して加入していれば、1機種につき1個、電池パックがもらえます。
バッテリーの修理交換サービス(内蔵型電池の機種)
バッテリー(電池パック)の取り外しができない内蔵型の電池を採用している機種の場合、キャリアへ修理に出すほかありません。内蔵電池の交換のために修理に出す場合、期間はだいたい1~2週間と考えておく必要があります。
修理代金は機種によって異なるのでわかりにくいですが、公式サイト等からある程度は調べられるようです。補償サービスなどに加入していれば、修理代金の割引が受けられるケースもあります(後述)。
劣化を抑えてバッテリー寿命(耐用年数)を長持ちさせるコツ
リチウムイオン電池は、充電と放電を繰り返すことで少しずつ劣化していきます。消耗品ゆえに劣化は避けられません。しかし、工夫次第で電池パックの劣化を遅くし、長持ちさせることができます。すぐに始められる使い方のコツを簡単にまとめました。
充電中はケースを外し、なるべく利用を控える
スマホケースを利用している人は、普通そのまま充電してしまうでしょう。しかし、ケースを装着したまま充電すると熱がこもって、高温下で充電をおこなうことになり、電池パックに負担を与える可能性があります。面倒でも充電はケースを外した状態でおこなうようにしましょう。
また、スマホを充電器につないだまま使用するのもNG。よくやりがちなのが、スマホを充電しながらの状態での長電話やネットサーフィンなど。短時間ならまだしも、これも電池パックの劣化を早めてしまうため、充電中の通話・通信などはできる限り避けることをおすすめします。
充電は「一気に」より「少しずつ」のほうがベター
フル充電の状態からバッテリーを半分程度まで使ったら充電する使い方と、充電したら使い切って再び満充電にする使い方では、どちらがよいのでしょうか。
リチウムイオン電池は「放電深度」が高いと、イオンの出入りによる体積変化などによって、早く劣化してしまう傾向がみられるという研究結果があります。放電深度とはバッテリー容量に対する放電量の比を指しますが、たとえばフル充電から空っぽになるまで(100%低下)と、100%から半分程度の低下(約50%低下)を比べると、100%低下のほうが放電深度が高くなります。
つまり、バッテリー残量を完全に使い切る前、だいたい30%くらいまで使ったら充電するといったように、放電深度を低めにしつつ充電回数も抑えるような使い方を心がけると、電池の寿命を延ばすことに寄与することになります。
満充電状態が長時間にならないようにする
充電は完了したけれど、充電器につないだまま放置したりしていませんか? バッテリーは満充電に近い状態(特に高温下で)が長く続くほど劣化する傾向があります。
最近のスマホでは、満充電になってもそれ以上給電されないようにする機能を備えていますが、基本的に充電器に挿したまま満充電で長時間放置するのは避けたいところです。
Microsoft Lumia 950 RM-1106 RM-1104 RM-110 McLa PC対応互換バッテリー
HP Omen 15 15-5014TX TPN-W111 HSTNN-LB6N PC対応互換バッテリー
Acer Aspire Switch 10 SW5-011 SW5-012 10-inch Tablet PC対応互換バッテリー
HP Stream x360 11-P 11-P010NR PC対応互換バッテリー
Clevo SAGER NP6110 W110ER PC対応互換バッテリー
ThundeRobot 911-E1 911-T2A 911-S2B 911-T1 PC対応互換バッテリー