携帯電話やノートパソコンでよく使われているリチウムイオン電池(リチウムイオン二次電池、リチウムイオンバッテリー)。あんまり気にしすぎる必要はないと思いますが、どうやって使うと一番長持ちするのでしょう?

 ちょっと気になって検索してみたのですが、最初に見たところではいきなり真っ向から意見が衝突していました。

リチウムイオン充電池は使い切ってから充電するほうが長持ち?

私が今使っているリチウム充電池はPSPのとPHSのとデジカメのです。前に何かで見たのですが、充電池を長持ちさせる上手な使い方でリチウムならこう、鉛ならこうとかコツが書いてあったんです。確か、鉛蓄電池は使い切ってから充電するのがいいとかあって、リチウムはどうだったか忘れました。それにしても充電池って充電できる回数が決まっていて、それだったらやっぱり、使い切ってから充電がいいのでしょうか。充電池のうまい使い方のコツを教えてください!

一つ目の回答はこうでした。

リチウムイオン電池はメモリ効果(浅い放電と充電と繰り返すと使える時間短くなる)ないといわれていたが、やはり充電>放電>充電、、がいいようです。
最近はメーカーページでもそういう表現あります。

しかし机に置くノートパソコンではなかなかそういう使い方出来ず、使うときはAC電源さしっぱなしです。これで作業中の文書失うのを避ける(停電やAC抜けるとき)。

電池は消耗品だが充電>放電が寿命にいいとわかっていても心理的にやりにくい。気分的長持ち法だが、週に1度、2週に1度くらい電源入れたままACプラグをコンセントで抜く。
放置して出かけたり寝たりすればいくらか電池にいい(かもしれない)。

まあね、ノートパソコンで使い切り充電は難しいでしょうね。

 二つ目の回答も同様。

昔、趣味で充電器を設計・製作していました。
・それで、ちょっとしたアドバイスをします。
『リチウム・イオン充電池』に限らず充電池はみんな使い切ってからの
 充電が一番の理想です。

・回答者 No.1 さんと同じで、私も昔、『リチウム・イオン充電池』は
 メモリ効果がニッカド充電池、ニッカド水素蓄電池よりも少ないと聞いた
 事があります。1990年、前後に。

ところが、この次が真逆なのです。

リチウムイオン充電池の寿命を縮めるのは、使い切らずに充電するいわゆる「継ぎ足し充電」ではなく、過充電と過放電、満充電状態での放置です。
(中略)

従って、リチウムイオン充電池をニッケル水素電池やニッケルカドミウム電池等と同様に扱う事が必ずしも良いとは限りません。

ここで出てきた問題児は3つです。

1.過充電
2.過放電
3.満充電

 しかし、このうち「1.過充電」は無視できるようです。

過充電というのは言葉の通り充電し過ぎてしまう事で、電池の中では金属が出来て(析出)しまったりと問題が生じます。ですが、これは電池パックの回路で制御されているので、そうそう起こりません。

残りの問題です。

過放電というのは、多くの場合は電池が空の状態で放置する事で起きます。これもまたニッケル水素等では起きない事で、中ではいろいろと変性して劣化してしまいます。(惑星探査機のはやぶさでも問題になっています)

満充電での放置は、充電器に繋ぎっぱなしであるとか充電し終えた電池をしまって置く等です。満充電状態での時間が長いほど劣化が早まります。長期保管ではおよそ3、4割程度の充電が良いでしょう(高温での保管は避けたほうが良い)。

「リチウムイオンバッテリ(バッテリパック)の寿命を延ばすには」というタイトルですけど、「上記該当機種のノートパソコンに搭載されたリチウムイオンバッテリー(以下バッテリーパック)」という但し書きがあります。

 ひょっとしたら他と違う点があるかもしれませんが、「気をつけて使用するとバッテリーの機能低下を遅くすることができ」るというのは下記の注意事項です。

# パソコンとACアダプターをコンセントに接続したままの状態で、パソコンを長時間使用しないときは、ACアダプターをコンセントからはずしてください。

# 1ヶ月以上の長期間バッテリーを使わない場合は、パソコン本体からバッテリーをはずして、風通しの良い涼しい場所に保管してください。

<バッテリーパック保管時の注意点>
※充電状態のバッテリーパックを放置しておくとバッテリーが機能低下し、もう一度充電したときの容量が減少してしまいます。この機能低下は、保存温度が高いほど早く進みます。

※バッテリーパックを単体で保管するときは、バッテリーパックの電極(金属部分)がショートしないように、金属製ネックレス、ヘアピンなどの金属類と混在しないようにしてください。

※落下したり衝撃がかかったりしないよう安定した場所に保管してください。

# おもにACアダプターを接続してパソコンを使用し、バッテリーパックの電力をほとんど使用しないなど、100%の残量近辺で充放電をくり返すとバッテリー機能低下を早める場合があります。

# 1ヶ月に1度は、ACアダプターをはずしてバッテリー駆動でパソコンを使用してください。


# バッテリーパックを長期間充電しないままにしておくと、再充電に非常に長い時間がかかる場合があります。
# バッテリーパックのパフォーマンスは、温度の低い環境下では一時的に悪くなる場合があります。
# 集中計算や高性能のグラフィック・アプリケーションの実行中など、パソコンが、バッテリーパックから電力を大量に消費するとき、バッテリーパックとパソコンの温度が上昇する場合があります。

もう一社、Lenoveも見てみます。

新しいバッテリーや数ヶ月間使用していないバッテリーを使うときは


ThinkPad やバッテリーを新しく購入したとき、バッテリーの在庫保管期間により、容量が 0% または 0% 近くになっていることがあります。また、数ヶ月間バッテリーを使用しなかった場合も、自然放電が行なわれるためにバッテリー残量が少なくなっていることがあります。

どちらもバッテリーの品質によるものではありませんが、バッテリーを活性化させる必要がありますので、バッテリーのリフレッシュ(内部ゲージのリセット)を最低1回行なってください。バッテリーの内部ゲージのリセットはご使用中にも定期的に実施されることをお勧めします。

※ThinkPadのLi-Ionバッテリーをリフレッシュする方法は、"バッテリー内部ゲージのリセット" です。以下の手順に従って実行してください。