地球に生まれて 56 ダナさんの不思議な体験談 | meginvegasのブログ

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ラスベガスの日常生活と、スピリチュアルなお話し。

私の大好きな分野で、とても興味深いお話を聞いた。

ダナさんのお話し。

ダナさんは、60代白人アメリカ人女性で、現在カリフォルニアに住んでいる。

彼女は、子供の時から現在まで、不思議な体験を繰り返して来ていた。

その不思議な体験とは、エイリアンに関する事。

きっとこの自分の体験を誰かに話したら、
「嘘つき」「気持ち悪い」「気が狂っている」と思われるんじゃないかと思い、
ずっと自分の中だけにしまっていたと言う。

幼い頃から エイリアン アブダクション を経験して来たのがダナさんだった。

もちろん彼女が幼い頃は、そのアブダクションは、とても怖い事だった。

ベットで寝ていると、誰かが部屋に入ってきた気配がした。いつも2、3人の気配。
身体を起こそうとしても、意識はあるのに身体が動かせない。そこにいた気配は、真っ黒い大きな瞳で、頭の大きい、細い体系のグレー色の肌を持つエイリアン達。
その1人の顔が、ダナさんの顔を覗き込むようにすると、意識が遠くなる。

次に意識が戻るのは、冷たい金属のベットの上。

ここで彼女は、エイリアン達から、沢山の実験のような行為をされた。時々記憶が飛んだり、また意識が戻ったりを繰り返していた。
ダナさんの場合は、痛みは覚えていなかったそうだが、意識があっても身体が動かすことが出来ない、声を発する事が出来ないという事が、彼女にとっては一番の恐怖だったらしい。

アブダクションに会う度に、翌朝自分のベットで目がさめると、身体中に青アザが有り、鼻血も必ず出た。

「どうかお願いだから、私の所には来ないで!」

と、何度も願いながら、ベットの中で小さく丸くなって寝ることが多かったと言っていた。

それが、次第に自分が歳を重ねて行くうちに、アブダクションは私にとっても、エイリアンにとっても、必要不可欠な事柄なのでは?と考えが変わっていった。

というのも、エイリアン自体は、俗に言う  
 ” グレイ “ タイプで、見た目はもちろん気持ち悪いが、彼らから受ける感情的な部分は、決して意地悪や冷酷では無く、ダナさんの体を純粋にチェックし、メインテナンス的なことをやっているんだなあ、というのが理解できたという。

しかも、なぜ意識はあっても、身体が動かせないようにされてるかも、ある時理解が出来た。

その日、いつものように、金属のベットの上に寝かされ、ヘルスチェックアップのような行為を受けていた時、身体はいつもの様に動かなかったが、何故か右腕だけ動くような気がしたので、まるでハエをはらう様に、ブンっと右手を振った所、直ぐ横にいたエイリアンに手が当たってしまったという。そのエイリアンは、とても小柄で、細身の体で、手に当たったエイリアンの身体の感覚は、まるでバナナの様に柔らかかったとダナさんは言った。
もう少し力を入れて手を振ったら、エイリアン自体が、振り飛ばされるんじゃないかというくらい、繊細な体作りに思えた。

人間は性質的なものもそうだが、結構野蛮な生き物だと思う。

とても攻撃的な一面を持つのが人間だ。

アブダクション中、もし体の自由を奪わなければ、人間は恐怖心から、包丁で刺されたり、銃で撃たれたりするかもしれない。エイリアン達は、人間から体当たりされただけでも、かなりなダメージを受ける程、繊細な身体付きをしている。


これは、人間が野生動物保護で、アフリカのサバンナで動物に麻酔をかけて、野生動物達の健康チェックし、種の保存のケアや、生態系の研究をしている行為と似ているのかもしれないと、ダナさんは理解する事が出来た。

そういう事が理解できる年齢になってからは、アブダクションは怖いとは思わなくなった。

そして、ダナさんが歳を取ると、アブダクションの回数も徐々に減っていった。
(特に頻繁だったのは、幼少期から30代前半くらいまでらしい)


そのエイリアン達の中心人物(中心エイリアン)の事を、ダナさんは クロートと呼び、別名・ドクターとも呼んでいた。

クロートのグループは、プレイメンテスタイプのエイリアンで、非常に優しく、思いやりに満ちたグループだと言うことが次第にわかって来た。

クロート達は、ダナさんのDNAを利用して、人間とエイリアンのハーフである、ハイブリッドチルドレンの育成にも大きく関わっていた様だった。

クロートはまた、実際に姿を現わす他にも、テレパシーによっても会話をする事も可能だった。

それは、いつも真夜中に行われた。

夜中3時頃目が覚める。

時計を見ると、3:00、3:13、
3:33の必ずどれかで、この時間にダナさんは、クロートから受け取ったメッセージを、翌朝起きた時に忘れない様に、メモに急いで書いて、また眠りにつく、これを何度も繰り返した。

メッセージは、ダナさんの普段生きていく上での疑問への道しるべや答えなど、ためになる事が多々あった。

こうやってダナさんは、幼い頃から、何十年もの間、クロート達と交流し続けてきた。



ダナさんは10年程前にある病気で手術を受けていた。
その後遺症で酷い偏頭痛に悩まされていた。
その時、毎晩の様にあるエイリアンがやってきて、彼女の頭を撫でてくれた。クロートと同じグループの1人だった。それは約一年ほど続いたという。
ダナさんは、そのエイリアンの事を、
“おばあちゃん” と呼んでいた。
まるで、ダナさんが子供の頃に亡くなったほんとうのおばあちゃんの様に、優しいエネルギーを持ったエイリアンだった。

そのエイリアンのお陰で、ダナさんの偏頭痛は、その後ほとんど起こる事が無くなった。

それから数年後、ある時、ダナさんは、肉体的にも精神的にも、どん底に近い状態にいた。

ダナさん自身ももうだんだん歳を取ってきて、身体も色んな所にガタが出始め、またもや大きな病気にかかってしまった。

今回は手術で治る病では無く、ずっと薬を飲み続け、症状を抑えていくしか方法のない病気になってしまった。

その時ダナさんは、クロート達へお願いした。

「どうか前の手術の後みたいに、痛みを和らげたり、なんとか助けて欲しい。ドクター(クロート)達ならば、できるでしょう?お願い!」

その時、クロートからテレパシーが送られてきた。

どうも今回の病に関しては、クロート達は何のヘルプも出来ないとの事だった。
理由は、今回の病に関しては、ダナさんは全てを経験する必要があるとの事だった。


その夜の事。

部屋で寝ていたダナさんの元へ、クロートがやってきた。

やってきた気配はもちろん、もう慣れたものだったが、その日は、横になっているダナさんの頭から、自分の魂だけ、
“ズルッ“ っとクロートに掴まれて、身体から抜け出したのが分かった!

そして、ベットに横たわる自分の身体を天井の方から見ながら、どんどん、どんどん、上へ、上へと上がって行くのを感じた。

恐怖心は全くなかった。

不思議な感覚だけ感じた。

身体が軽いというか、

身体はもうない。

そこにいるのは自分だとわかるが、

それは、魂の姿の自分だった。

横にはクロートがピッタリと付いていてくれた。

そのまま、ずんずん、ずんずん上に上がって行って、まるで、グーグルアースの反対バージョン・地球に近づくのでは無く、地球からどんどん遠ざかって行くのを見るのが、とても楽しかった。

ずっと、ずっと地球から離れて、気がつくとあるところにいた。

そこがどこかは特定のできなかったが、ドラムの演奏の音が聞こえた。

昔のバイキング達が住んでいたような感じの家が見えた。

ダナさんは子供の頃から、何故かヨーロッパ系のバイキング民族に興味があったので、その家に入ってみたいと思った。

入ってみたいと言っても、もちろんこの時点では、自分の身体が無いことは理解していた。

今自分は、魂の状態だから、今見ているものも、魂で見ているイメージなんだという事も理解出来た。

家の中には、ダナさん以外に沢山の魂達もいた。そしてクロートがこう言った。

「ダナ。ここは君が今回ダナとして生まれる前の、お祝いをしているところだよ。」

どうやら、まさに時空を超えて、ちょうどダナさんとして生まれる前の時間帯の場面へ、連れてきてくれたようだった。

そこでダナさんは、3人のダナさんのスピリチュアルガイド達と出会った。

スピリチュアルガイド達は、ダナさんへ、黄金の皿と、黄金のトングを渡した。
*身体は無いので、全てはダナさんの感じたイメージ。

そして、「さあ、あそこにバフェが用意されているわ。好きなものを選んで!」

こう言われた。

ダナさんは黄金の皿を手に持ち、先へ進み、目の前のテーブルを覗き込んだ。だが、もちろんそこには、食べ物など置いてはなかった。

そのかわり、沢山の人生の選択肢が置かれていた。

そう、そこは、自分が生まれてくる前に行う、人生の設計プランのようなものを立てる場面だった。

そこには、数えきれないほどのチョイスがある。

これらは、人間が生まれて来る前に立てる、それからの人生で起きる事柄や、出来事、出会う人々を選ぶ事が出来る場面だった。クロートによると、この場面では選べない事柄もあるそうだった。ダナさんの場合は、両親の選択はすでに前に行われ、誕生の日の細かな条件も、既に決まっていたという。誕生の時期は、宇宙全体の他の惑星との兼ね合いがあり、微妙なタイミングがあると言っていた。



ダナさんは、ワクワク・ウキウキしながら、様々なプランをトングで掴んだ。

「あー!小学三年生の時に出会う仲良しは、この子にするわ!だって今もよく知っている子だもの!」

「あっ!この病気!是非体験してみたい!一体どんな風に感じるのかしら?」

「結婚相手ね!このタイミングでこの人と出会う事にするわ。」

「あっ!離婚ね!経験したいわ!!」

「クロート達とも約束ね!あなた達とずっと関わっていく人生を選ぶわ!」


ダナさんは、どんどん色んな選択肢を黄金の皿に盛っていった。

すると、ダナさんの後ろの方から、1人のスピリチュアルガイドが、トントンと優しく肩を叩くような感じで、

「ダナ、大丈夫?本当に出来るの?」

と、声をかけた。

ダナさんは、

「平気よ。任せておいて!」

と、満面の笑みで答え、

「あっ!離婚ね。2回経験してもいいわ!この時期に入れてみよう。」

「経済的に困難も経験したい。じゃあ、この辺りに!」

「あっ!ここにもまた違った病のチョイスがある!これも経験したい!面白そう!」

ダナさんは、更に、黄金の皿に選択肢を乗せて行く。

すると、またダナさんの後ろで見守っていたスピリチュアルガイドが声をかけた。

「ダナ、本当に大丈夫?離婚2回も…病気も…大変では無い?」

それもそうだ。

だって、このスピリチュアルガイド達は、これからずっと、ダナさんが人間として生まれて、その生涯を終えるまで、ダナさんの選んだ人生計画にずっと寄り添って行かなくてはならないのだから。

サポート側としては、ダナさんの許容範囲を心配して助言をするのは当然だ、

だが、ダナさんは1つの迷いもなくこう言い切った。

「大丈夫よ。心配しないで。沢山の事を経験出来るチャンスなの!是非やらせて!」



自分がこの世に生まれて来る前の場面を見せられたダナさんは、クロートによって、元の自分の身体へと戻っていった。


その後、

ダナさんは、それまでの自分の人生に対しての考え方に、大きな変化が起きたという。


今まで生きてきた上で起こった出来事の全て、人生で出会った人々、かかった病気、経済的に辛かった時期、2回経験した離婚、あれも、これも、全て、自分が喜んで計画してきた事だと気づいた。


ハッピーな時は人間何も考えない。
誰も恨まない。
ただ、辛く苦しい時は、
皆、人生を恨む。
なんで私がこんな目に?
一体私が何をしたというの?

こんな風に考えてしまう…

でも、今なら、その事柄が起きた理由が分かる、と、ダナさんは言った。


「私が全部選んだのよ。」

「だって、経験してみたかったの。」

「自分で選んだんだもの、乗り越えられるわ!!」



そして、クロートは、いつもこうダナさんに呼びかけるという。


「ダナ、あんまりシリアスに考えすぎないで。この人生が終わった時、君はまたあの場面の様に、スピリチュアルガイド達や、ほかの魂達に会うよ。そして今度は、お帰りのパーティーをやるんだよ。それから、今回のダナの人生の経験を、みんなで振り返って笑うんだ。辛かった事や、苦しかった事も、ぜーんぶあっという間に経験したに過ぎないんだよ。人生は演じているのと同じなんだ。人生はまるでゲームと同じさ。もっと全ての事柄に、エンジョイして。どんな経験にも意味がある。楽しむんだ。」




ダナさんのお話しを聞いて、

私の心も、とても軽くなった。