副業を始めたばかりのタイミングではそもそも何が出来るのか?選択肢としてどんな仕事があるのかを常に探してました。

 

現場監督という仕事は技術職ではありますが、実際に職人としての技能スキルが身につく訳でもなく、事務作業も確認と単純な入力作業や編集、CADでの図面作成等もありますが、設計をする程のスキルではありません。

様々な業務を一手に引き受ける調整役な訳ですが、それ故にある程度働いても器用貧乏的な存在になりがちです。

実際私も社内では事務作業やMicroOffice系に強い方でしたがマクロが組める訳でも、豪華なプレゼン資料を作る訳でも無いため仕事に直結するレベルではありませんでした。

 

そんな中、一番自分にマッチしたのが、アドバイザーの副業でした。

どの世界でも自分のスキルに関しては上には上がいるように、自分よりレベルが高い人も低い人もいるものです。

本や有料メルマガで情報を得ているように「自分よりもスキルが優れている人」の情報に誰もがお金を払っています。

当然ですが、自分より知識の少ない、経験の浅い人の情報にはお金を払って学ぶ必要は無いわけです。

そして最も欲しい情報は自分よりちょっとだけ先を進んでいる人、直近の目標に到達している人の情報こそ今この瞬間に欲しいものになると思います。

レベル100の人からの情報や発信は確かに希少で価値の高いものかもしれませんが、場合によっては雲の上の存在に感じてしまって、やる気に当てられたり、途方も無く感じてしまったり、現実味が無く興味が湧かなかったりと必ずしもスグに取り入れられるものとは限りません。

しかし、レベルが10の人は20の情報を、レベルが30の人は40の情報というように身近なレベルの情報は価値観が近く、似たような状況を経験して納得感や直近の課題に対して得るものが多い傾向があります。

 

現場監督としての経験はまだまだ数年程度で業界の平均年齢からしたら大した事は無いかもしれません。しかし、「現場監督ってどんな仕事?」「普段なにをやってるの?」「どんな課題があるの?」等、知りたい人からしたらブラックボックス化した業務内容や見解を教えてくれる存在は十分に価値のあるものだと思いました。ベンチャー企業の社長や大手企業のコンサル、企画部門やソフト開発部門など、建設業界に対して売り込みたいものの、情報が少なく何がニーズになり得るのか分からないといった人達からしたら私の経験は価値のある体験談であり、サンプル対象でした。

マッチングさえ出来てしまえば、特に新しい事は学んで無くてもこれまで学んだ事を直接活かして人に伝える事で立派な副業になったのです。

 

幸い現場監督は誰かと話して、伝えて、教えてが業務の一部でもあった為、アドバイザーとしての仕事はストレス無く比較的高単価でモチベーションも上がりやすい副業でした。

何も特化したものが無くても「誰か」にとっては貴重な情報にはなる可能性があるので、誰でも「誰か」のアドバイザーになれるということです。

 

副業を始めたばかりでも誰しもが本業や日常で得ている知識や経験を直接活かすことが出来るのでこのアドバイザーという副業は非常にオススメになります。