$going my way ~yokoの大人げない話~-メアリー&マックス
2008/オーストラリア
監督:アダム・エリオット
声の出演:トニ・コレット、フィリップ・シーモア・ホフマン、エリック・バナ、バリー・ハンフリーズ、ベサニー・ウィットモアほか

あらすじペン 
メルボルンに暮らす8歳の少女メアリーは、ある日アメリカに住む誰かに手紙を送ろうと思い立ち、電話帳から選び出した人物に手紙を書き始める。そしてニューヨーク、人付き合いが苦手で一人孤独な日々を送っていた中年男マックスのもとに、オーストラリアから一通の手紙が届く。それを機に、メアリーとマックスの2つの大陸をまたいだ20年以上にわたる交流がスタートする。(シネマトゥデイより)

歳も違えば住んでいる国も違う、何の共通点もないかのようにみえる二人。
だけど何かに傷ついているということが二人を結びつけ近づけます。

メアリーは顔にある痣のことで友達にいじめられ、たまには泣いちゃうけれど、
マックスに相談しながら自分なりに前向きに生きていきます。

アスペルガー症候群のマックスは病の悩みを抱えつつも
メアリーの小さな悩みを真摯に受け止め真剣に答えてくれます。
時にメアリーの無邪気な言葉が時にマックスに負担を与えることがあるけど(ヲイ)
それでも二人は互いを思いやり、そして支えに生きていくのです。

そして時が経ちメアリーも大人になります。
くじけず前向きに生きてきた彼女は少しずつ悩みを克服し
素敵な女性へと成長します。

勿論大人になってもマックスが親友であることは変わりありません。
だけど残念なことによかれと思ってやったことが却って仇になり
結局二人の関係に大きなヒビが入ってしまうのです。

メアリーは変わらないつもりでいても
恋愛も仕事も順調に手に入れていくうちに少しずつ
彼女の中の何かが変わっていったのでしょう。

大人になるってなんだか寂しいね、、、。

この作品は監督が実際に体験した出来事を元に作られたそうです。
その元になったお話も非常に気になるところ。



そして最後に、親日家のアダム・エリオット監督から
東日本大震災で被災した方々や我々日本人への応援メッセージです。

日本と日本の皆さんは、もう何年もの間、温かくてかけがえのない僕の友だちです。
そして友だちが傷ついたり、悲しんだり、先が見えなかったりする時、
僕の心は痛み、夜も眠れず、ご飯も喉を通らなくなり、とても正常ではいられなくなります。

これが、今の僕の気持です。

僕が皆さんにご提供できるのは、言葉と映画以外にありません。
皆さんの心が癒え、時が、痛みや悲しみから皆さんを解き放ちますように。

自然は残酷です。
でも希望を持って、日本の皆さん達が復興と再生の時を迎えられ、
これまで私たちを残し、去っていったものたちへの静かな万物的哀悼の時間を過ごされるのだと信じています。

2011年3月24日
アダム・エリオット