バップ
松ヶ根乱射事件

2006年/日本
監督:山下敦弘
出演:新井浩文、山中崇、三浦友和、キムラ緑子、木村祐一、川越美和、烏丸せつこ、安藤玉恵、光石研


舞台は1990年代半ばの雪深い田舎町。登場人物はみんなどこかおかしい。

物語は真っ白な雪の上に横たわる女の死体を小学生が発見することから始まる。


小学生がこんな衝撃的なもんを見つけちゃってかわいそうだわー。

なんて同情してたら、なんとこのクソガキ死体に悪さするではないか。


なんちゅーことを!Σ(゚д゚;)


まだまだこれはかわいいモンで、爺ぃが女学生にいたずらしていても

「はいはい、じいさん。こんなことしちゃいけないよー」てなもんで事件にもならない。


これは田舎だから?単なる文化の違い?

なんてずっとオタオタしておりました。


したらばなんてことはない、そう言う作品だったようです。

どこか少し壊れた人々の暮らす田舎町での物語。


ブラックユーモアらしいですが、唯一笑えたのが

ひき逃げにあった川越美和がひゅーんと飛んでるシーンくらいかな。

これも笑っていいのかどうか判断つきかねた。(結局笑ったけど)

あと銀行で身分証提示を促されたとき、キム兄が病院の診察券を出したとこ。(ここは素直に笑えた)


キム兄と川越美和カップルがすごく気持ち悪かった。特に川越美和。

言葉は丁寧だし遠慮がちなんだけど、実はすんごい図々しい。

自分は常に被害者で弱い立場であることを主張して、自分の要望はしっかり要求する。

私が生理的にダメなタイプってだけかもしれないけど、ホント気持ち悪いの。



歪んだ町ではまっすぐな者がおかしいわけで、結局は同じように歪みだす。

そう言うことなのかと。

でもこれって、本来は人が見せない部分で実際は隠し持ってる本性を見せられた気がします。