小樽にて/建築編。
小樽には古い石造りの建築が多い。それはそれなりに風情があっていい・・・が、
俺は「どうしてこんな建物なんだろう?」というものに興味がある。
運河沿いを歩いていて、多分倉庫なのだと推測される大きな建物があった。
俺が注目したのはデッキの上下を無理矢理貫いたという感じの「螺旋」である。
階段ではない、しかし荷物を落とすものでもない気がする・・・途中で終わっているからだ。
そして消防士が出動時にうような棒が1階まで延びている。これをつたって人が降りるのか?
なんともアートなオブジェという感じで面白い。
昔、赤瀬川源平氏が「超芸術:トマソン」と呼んだ「まったく合理的機能性のない建造物」を思い出す。
http://tokyo.txt-nifty.com/thomason/thomason.html
他にもアートな建物が多い。
そして海岸沿いを走る列車で札幌へ向かう。寂しそうな海が秋を感じさせる。