西新宿のアパートで倉田裕司(山中聡)の他殺体が発見される。 倉田には15年前、1億円の強奪と、その逃走中に親子連れをひき逃げした前科があった。出所したのはたった3週間前。15年前の事件で奇しくも倉田の逮捕に立ち会っていた水沢礼子(片平なぎさ)は、特別な思いで捜査会議に臨む。そこには、15年前に礼子とコンビを組み、倉田に手錠を掛けた熱血刑事、高柳信一(植草克秀)が管理官として出席していた。久しぶりに同じ事件に携わることとなった二人は、立場こそ違えど、互いに事件解決への意欲を燃やす。その現れか、高柳は本来なら本庁の刑事が担当する捜査を、水沢班に任せるという異例の指示を出す。礼子たちはまず、倉田と揉めていたというアパートの家主、遠藤明(和田聰宏)への聞き込みから始める。遠藤は、匿名の電話で倉田に前科があると知り、別のアパートを紹介しようとして口論になったというのだが…。その後、倉田宛の未開封の荷物からスコップと軍手が、また倉田の体内から、死ぬ直前に飲み込んだと思われる15年前に大量生産されたプレハブ小屋の鍵が発見される。15年前に奪われた1億円は、今も行方が分かっていない。倉田はどこかに隠した1億円を、掘り出そうとしていたのか。礼子は、15年前の事件をもう一度洗い直す必要があると、高柳に捜査の拡大を要望する。ところが、高柳は「あの事件はもう終わった」と、水沢班の推理自体を即座に却下。そればかりか、本庁の刑事に秘密裏に礼子たちの動きを監視するよう命じる…。礼子は、15年前の高柳との違いに戸惑いを覚えつつも、管理官命令に従おうとする。だが、そんな礼子に、そして高柳に、萩尾康弘(南原清隆)ら水沢班のメンバーは反発。礼子は部下たちの意を汲んで、15年前、一緒に捜査に携わったもう一人のメンバー、立見修治(本田博太郎)を訪ねていく。1年前に退職をした立見は、15年前の事件には共犯者がいたという新事実を礼子たちに打ち明ける。ひき逃げされた親子のうち母親は即死だったが、当時10歳だった息子は一命を取り留め、犯人は男二人だったと取り調べの警察官に証言していたというのだ。まだ幼かった少年には、この警察官が誰だったのか記憶はなく、なぜかこの貴重な証言はもみ消されたのだという。驚きの事実を知った立見は、退職後も一人で捜査を続けていた。礼子は、そんな立見の警察官としての心意気に打たれ、高柳と対立してでも15年前の真実を見つけ出すと心に誓う。その後、大神瑞希(佐藤仁美)や青野信吾(山崎裕太)らの活躍で、倉田と遠藤は、実は幼なじみであることが判明。また、15年前の事件後、遠藤の父親が苦しんでいた借金が、完済されている事実をつかむ。一方、高柳にずっと違和感を抱いていた萩尾は、高柳に“ストーリーテラー”の異名があることを突き止める。事件を起訴にまで持ち込むため、都合のいい物語を描く者という意味らしい。「15年あれば人は変わる」。そう萩尾に言われても、なかなか受け入れられない礼子…。そんな中、立見が何者かに襲われるという事件が発生。また、業績難が続いている遠藤が長いこと手放さないでいる土地を調査した結果、現金が出てくるとの萩尾たちの期待を裏切り、なんと白骨化した人間の頭蓋骨が発掘される。

 

①ムショ帰り 山中聡(強盗とひき逃げ)

②不動産会社社長 遠藤明(意識不明の重体)

⓪DV夫 植村健太(死後15年前後の白骨遺体)

 

15年前、山中は強盗をした後にひき逃げも起こしていた。

被害にあったのは女性と息子の長谷川純。

女性は死亡。

長谷川は意識を取り戻した時に「犯人は複数いた」と主張したが、話を聞いた刑事に揉消されてしまう。

事件を担当していた本田博太郎は裏があると思い、定年退職後も1人で事件を調べていた。

 

白骨遺体の身元が判明。

長谷川の働くパン屋の店主 高橋かおりの元夫。

15年前、酷いDV男だった夫が姿を消し、かおりも幼馴染と駆け落ちしていた。

 

出所後に山中が住んでいたアパートの家主 遠藤は山中の幼馴染。

そして、長谷川の働くパン屋の店主 高橋かおりも山中の幼馴染で元恋人。

15年前の強盗事件は山中・遠藤・かおり3人の犯行。

夫のDVに怯えていたかおりを救ってくれたのは山中聡だった。

山中は夫を殺害し、遠藤の所有していた土地に埋めた。

そして、かおりは自分を救ってくれた山中と遠藤が計画した強盗に加わることにしたのだった。

 

ひき逃げ現場から逃げたかおりは心の中で詫び続けていた。

そして、長谷川の力になりたいと思っていた彼女は「パン職人になりたい」という夢があることを知って、自分の店に誘った。

 

①山中を殺し、②遠藤を襲ったのは元刑事 本田博太郎。

本田は山中が出所したことと、彼の居場所を長谷川に伝えてしまった。

事件当夜、妙な胸騒ぎがした本田が山中のアパートへ向かうとそこでは長谷川が山中を殺そうとナイフを持っていた。

ナイフを奪った山中が長谷川を襲ってきたので、本田は長谷川を守るために揉み合いになり、山中を刺し殺してしまう。

自首するという本田に長谷川は「共犯者を見つけてぶっ殺す」と復讐を続けるという。

自分が事件を解決できなかったという後悔がある本田は「自分に任せてくれ」と。

 

遠藤が共犯者と確信した本田は彼に話を聞きに行くが、恍けられる。

しかし、遠藤の話しぶりから共犯者がもう1人いることに気付く。

ここでももみ合いになり、倒れた遠藤が頭を打って、意識不明になってしまったのだった。

 

長谷川純の証言を聞いたのに握りつぶしたのは管理官 植草克秀。

長い間、意識不明だった少年の証言が信じられなかった。

警察は単独犯だと疑ってなかったし、山中が起訴され、裁判が迫っていた当時、共犯説が浮上したら裁判の行方がどうなるか…と考えての行動。

 

 

ナンチャン、相変わらずの演技

加えて、ゲストのかっちゃんも…ヒドイ

学芸会かよ。

 

片平なぎさ、南原 清隆、植草 克秀、冨士眞奈美、佐藤 仁美、山崎 裕太、岡本 信人、本田博太郎、石丸謙二郎、高橋かおり、長谷川 純、和田 聰宏、山中 聡