完全オリジナルストーリーの正統派・旅情サスペンス第2弾! 内藤剛志演じる元警視庁検視官・道場修作が、亡き妻の愛した俳句ゆかりの地を旅していると、今回も思いがけず事件に巻き込まれていく。シリーズ第2弾の舞台は、俳人・高浜虚子ゆかりの地、愛知県蒲郡市。
伝統の三河木綿を守る夫婦との出会いが、道場を事件へと引き込んでいく。
不可思議な転落事故、伝統織物を巡る利権争い、愛憎まみれる三角関係…様々な思惑…

 

①アパレル会社社長 伊東孝明

②織物職人 藤田弓子

 

内藤が出合った、いしのようこは夫と姑の3人で三河木綿の織物工房を営んでいる。

姑の藤田弓子は彼女の師匠でもあるが、同じく弟子だった河相我聞は機械織りでの大量生産に走り、手織りにこだわる3人の工房とは対立している。

 

①伊東が死んだ日の昼間、彼といしのが口論しているのが目撃されている。

いしのによると伊東が「融資の担保に工房の名前をよこせ」と言ってきたが、融資の際にはそんな約束はしていなかったと。

もう1人、いしのたちの工房のブランド名を欲しがっているのが河相我聞。

彼は独立の時に揉めて以来、村上とは敬遠の仲だった。

 

藤田弓子の死体が発見される。

伊東と同じ状況で死んでいたことから、同一犯による犯行と思われたが…・

 

伊東殺害の犯人はいしのようこ。

事件当夜、再び伊東が訪ねてきて、「工房の名前が使えないなら融資した800万円を直ぐに返せ」と迫ってきた。

既に返済期限が過ぎている。

「名前を担保にはしていない!」といしのが拒否すると伊東が「他に出すものは無いかな?」と襲ってきた。

彼女が身を守るために振りかざした鋏で伊東は手に怪我。

更に抱きついてくる伊東を振り払ったところ、伊東は頭を打ち付けて死んでしまった。

そこに帰宅した夫が「余命短い母親を見送るまでは黙っていよう」と。

夫婦で遺体を崖に運んで転落死に見せ掛けた。

しかし、一番知られたくない姑に気付かれてしまった。

 

藤田弓子は自殺。

彼女はようこを庇うため、伊東殺しと同じ犯人による殺人と見せかけて自分が死ぬことを選んだ。

そして彼女は息子同然の河相我聞に自分の遺体を崖から落とすように頼んだ。

 

嫁と息子を守るために息子同然の河相に死体遺棄という罪を犯させる藤田弓子に全く、同情できず。

正当防衛なんだから、自首しろって言えばよかったんじゃ?

 

二作目も旅情とグルメ(孤独のグルメ風)を混ぜてるから、ストーリーに深みもヒネリもなし。

 

何よりリンレイの人、演技が下手でびっくりしたわ。

カメ止めの人に通じる演技力。

 

内藤剛志、いしのようこ、村上新悟、河相我聞、入江甚儀、阪田マサノブ、ユリ、伊東孝明、あめくみちこ、藤田弓子