丸越デパートで山岡柊平(村田雄浩)の高校時代のクラス会が開かれる。山岡は初恋の人、篠原佐代子(藤吉久美子)との再会に喜びを感じつつ、天王寺珠美(泉ピン子)監督の下、幹事の仕事に励む。会場には元担任の大場和志(河原崎建三)もヘルパーの椎名有希(平岩紙)に付き添われ出席。転校で2カ月しか在籍していなかった近藤みどり(比企理恵)が、ソーシャルネットワークで開催を知ったと言い突然、現れるなど小さなハプニングはありつつも、久しぶりの再会を喜ぶ笑顔で会場はあふれる。ところが、そんな会場の外で、男性からママに変貌を遂げていた森永勝男(天宮良)と、IT企業の社長で羽振りの良さそうな加賀亮輔(乃木涼介)が揉めているのを珠美が目撃。大事にはならなかったが、機嫌を悪くした加賀は、記念の特注ワインも受け取らずその場で帰ってしまう。散会後、山岡は記念の寄せ書きに加賀のコメントがないことに気づく。印刷して参加者に送る予定でいた山岡は、急ぎ加賀のコメントをもらうため自宅を訪ねることに。ところが、加賀の家に着いてみると、加賀はリビングで胸を刺され死亡していた。驚き腰を抜かす山岡。そこへ警官が到着。山岡は直ちに取り押さえられてしまう。翌日、新聞は丸越デパートの社員が殺人事件で事情聴取を受けたと大々的に報じる。その影響で、バンケットルームの予約キャンセルが相次ぎ、山岡だけでなく、バンケットルームでのクラス会を提案した珠美まで、野々村忠彦(相島一之)から事態の責任を取るよう厳しく迫られる。実は山岡には、警察に内緒にしていることがあった。加賀の遺体の側には、クラス会の記念ワインによく似たボトルの破片が散らばっていたのだ。だが、途中で帰った加賀はワインをもらっていない。とすると、犯人は同級生のうちの誰かということか…。それを知った珠美は、クラスメートを疑うことにためらいを見せる山岡を叱咤しつつ、まずは加賀ともめていた森永を訪ねる。森永は加賀に投資の相談をしていたという。ところが、加賀の勧めで買った株が暴落。借金を抱えるはめになり加賀に詰め寄っていたらしい。だが、森永は犯行時、店で仕事をしていたというアリバイが成立。記念ワインも店にきちんと飾られていた。次に珠美と山岡は、加賀の離婚した妻でやはり同級生の葉山明美(北原佐和子)を訪ねる。加賀と明美の間には、一人娘の梨奈(高部あい)がいた。他に身内のいない加賀の財産は、梨奈が相続することになる。そのことが動機になっても不思議ではないと珠美は考えるが、明美は元夫の死にさしたる興味を示さず、離婚以来、没交渉だったという梨奈もまた、ピンときていない様子。問題の記念ワインは、前夜のうちにすでに飲み干され、空のボトルが残されていた。何の打開策も得られないまま迎えた翌日、山岡は事件現場の遺留品から山岡の指紋が見つかったとして、警察に連行されてしまう。そんな中、加賀の葬儀が執り行われる。参列者の中には、明美に黙ってきたのか梨奈の姿もあった。一方、珠美はクラス会に突然現れた近藤みどりの住所や電話番号がすべて嘘であることに気づく。事件との関連性を疑った珠美は、みどりの素性を調べることに。すると、両親の離婚後に苗字を早川に変えていたみどりは、すでにこの世にいないということが判明する!?

 

①IT企業社長 加賀亮輔

②偽みどり 比企理恵

 

同窓会に参加していたみどりが、偽物であることが判明。

本物のみどりは10年前に自殺していた。

彼女の会社が販売していた石鹸がアレルギーショックで起重篤な症状を引き起こし、みどりは謝罪し命を絶っていた。

偽みどりは比企理恵というみどりの秘書だったことが分かる。

理恵の家を訪ねたピン子たちは彼女の死体を発見。

 

今回、クラス会が開かれたのは担任の先生 河原崎建三が藤吉久美子に「皆に会いたい」との葉書を出したことがきっかけ。

しかし先生はそんな葉書は出していないと言う。

クラス会で加賀に会いたいがために、何者かが偽の葉書を出したのか?

久美子はその葉書を失くしてしまったらしい。

 

石鹸アレルギー事故の被害者の中に、同窓生ぬっくんの妻がいたことが分かる。

ぬっくんは会場にみどりを名乗る女が現れ、驚いて様子を探っていた。

そこで加賀と偽みどりの会話から、みどりに石鹸を販売させていたのは加賀だったことを知る。

2人は10年前に再会して交際していたのだ。

アレルギーショックが出て、みどりは加賀の名前を出さず、1人で命を絶った。

みどりの秘書だった理恵だけが実情を知っていて10年間、加賀から金を引き出していたのだ。

 

村田がオフィスに置いていた記念ワインが消えていて、訪ねてきた藤吉久美子が盗んだことを認める。

何者かが加賀と久美子が一緒に写る写真を警察に送りつけてきた。

しかし、彼女は話そうとしない。彼女は誰かを庇っている?

事件の夜、加賀の家でワインを割ってしまったのはぬっくん。

ぬっくんが加賀の家に行ったときには既に加賀は死んでいたという。

 

犯人は河原崎のヘルパー 平岩紙

看護師だった彼女が、入院した加賀の担当になったことで交際に発展。

しかし彼女は彼が自分を捨てて、久美子と付き合い出したと勘違い。

加賀に会いたいがために河原崎のヘルパーとなったが加賀は会いに来ない。

そこで河原崎に成りすまして葉書を久美子に送り、同窓会を開かせた。

でも、会場で無視されたので自宅へ行くと「帰ってくれ」と拒絶されて殺害。

比企理恵も「2000万払え」と脅してきたので殺害。

 

 

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