桃井かおり演じる敏腕検事が事件解決に挑むシリーズ第8作目。女検事・夕子が植物状態の会社社長に纏わる事件の謎に挑む。検事・霞夕子が今回扱った事件は、入院中の回復が望めぬ植物状態の患者を、暴力団組員が襲い負傷させた、というものであった。被害者は、ゴルフ場で昏倒し病院に運ばれていた中堅建設会社のオーナー社長・城之内剛一郎。被疑者の栗岡源次は、入院中の別の組の組長を殺害しようとし、間違って城之内を襲撃したと供述していた。夕子は、栗岡がその動機に関しては詳しい供述を拒んでいたことから捜査を開始した。

 

①建設会社社長 高松英郎

 

高松の本妻 左時枝の子供は女の子。

時枝は結婚する前はバレリーナだった。

結婚してもバレエを続けてもいいとの約束を夫に反故にされ、今はその夢をNYにバレエ留学中の娘に託している。

 

元ホステスの愛人 あめくみちこは男の子を妊娠していた。

高松はあめくに「生まれてくる子供と母親に全財産の1/3を渡すと遺言書を書いた」と電話で話す。

それを立ち聞きした時枝。

更に、ケチな高松は娘への援助はおろか、財産も渡さないと言ってくる。

娘の為にお金を自由に使えるようにしたい時枝。

彼女は夫に少しづつ、糖尿病の薬を飲ませ続けた。

薬は製薬会社の副社長でバレエの振付師でもある萩島真一から渡されたもの。

「死なない毒薬」

 

お陰で高松はゴルフ中に倒れて植物状態に。

夫が死んでは愛人とその子供に遺産がいってしまう。

それでは困る時枝は夫を必死に看病する。

そんな時、暴力団組員 小沢和義が人違いで高松の病室に忍び込んで、彼を殺害しようする。

逮捕された小沢は「恨みのある組長を殺そうとしたが病室を間違えた」と供述。

しかし、どんな恨みなのかは話そうとしない。

その小沢と愛人 あめくみちこが繋がっていた。

彼はあめくに金で頼まれ、高松を殺そうとしていたのだった。

あめくのお腹の中の子は高松の子ではなかった。

妊娠時期、高松は長期の海外出張中で、血液型からも彼の子でないのは明らか。

あめくはそのことがばれる前に、高松を殺したかったのだ。

彼女は殺人教唆で逮捕、小沢は殺人未遂で再逮捕。

 

霞検事は医師の話から、高松が薬を飲ませられていたことに気付く。

更に時枝と萩島が男女の関係であることも知った検事は時枝にカマを掛ける。

「あめくが高松に薬を飲ませたが効かなくて、殺人を依頼した可能性があるので血糖値を調べる検査を依頼して欲しい。」と。

結果、血液検査の前夜に時枝が血糖値の降下剤を点滴に入れる姿がモニターに映ることになった。

 

BS12さん

桃井かおり版を放送してくれるのは嬉しいんだけど、6と7をスキップするのは何故?

 

桃井かおり、左 時枝、新 克利、高松 英郎、平泉 成、荻島 真一、大門 正明、あめくみちこ、有川 博、露原 千草、光石  研