人気ハードバイオレンス作家・西村寿行の作品。「黒い履歴書」は、“時効”のトリックを巧妙に描いていくシリアスドラマ。姉を殺された刑事の執念と、冷静に事件を解決しようとする老刑事の心理が見事にからみ合い、バイオレンスと推理が叩きつけるようにドラマを引っ張っていく。俳優生活40周年を迎える田村高廣と、久々の超ハードアクションに全力投球の松村雄基のコンビで送る。
警視庁のベテラン刑事・徳田(田村高廣)は15年前に姉をレイプ殺害され、捜査一課に配属になった弟・中岡(松村雄基)と出会う。しかし、この事件も時効まであと1週間…。中岡は人身事故を起こした原田(大和田伸也)の指紋と姉を殺した犯人との指紋が一致したことで突然休暇をとり九州へと旅立ち、何をしでかすか分からない彼を追って徳田も追いかける。逃げまくる原田を追い詰め時効1分前に逮捕するが、犯行を立証させるための中岡の尋問は私情そのものだった。数日後、弁護側が時効が成立すると主張しだし、事件は思わぬ方向へ…。15年前の殺害時刻にバス事故があり、原田はそこに乗り合わせていたというのだ。時間が経ちすぎて原田が本当に乗っていたかどうかを証言できるものはいない…。ベテラン刑事・徳田の推理はどう出るのか!

 

観たよ記録。

似た話を少し前に観たと思ったら、 西郷輝彦と西村和彦版の同じ原作だった。

 

田村 高廣、范 文雀、生田 智子、松村 雄基、大和田伸也、草薙幸二郎、斉藤 林子

原作 西村寿行