赤ちゃんを助けて!不倫疑惑の女たちに狙われた人妻。伊香保温泉の安産御守が暴く殺人者の素顔
会社員の野田真由子が自宅で絞殺された。部屋から上司の沢口誠一とのツーショット写真が発見され、誠一が容疑者に…。誠一の妻・美奈は、宝井産婦人科に通う妊婦。真由子とは親しかったためショックを受け、医師の小太郎と娘の春香は、美奈を優しく気遣う。そんな中、海で誠一の遺体が発見される。
自殺を思わせる遺書が見つかるが、やがて目撃情報から他殺の可能性が浮上。小太郎は知り合いの保険外交員・恭子の過去に注目する。


①商事会社社員 古川りか

②商事会社社員 倉田てつを

 

妊婦の大路恵美は「夫と別れろ」「おまえは子供を産む資格が無い」といった匿名の手紙や無言電話に悩んでいた。

彼女は夫の浮気を疑うが、夫 倉田てつをは否定。

キンキンの産院に出入りする保険外交員 東てる美。

彼女は恵美の夫も保険に加入させたことがあり、夫婦のことも良く知る。

 

倉田の部下 古川りかが、自宅で首を絞められて殺される。

第一発見者は韓国語スクールの仲間 越智静香。

貸していた韓国映画のビデオを返してもらおうとしたが、前日のレッスンにりかが来なかった。

それで21時に電話し、翌日の来訪を約束したという。

ただ、それらしいビデオが見つからない。

 

教室にはりかの上司である倉田も通っていたことから、彼に容疑が向く。

事件当夜、恵美は「1人で映画を観て、23時に帰宅すると夫は寝ていた」と話すがそれは嘘で、りかと会って夫のことを相談していた。

恵美も元々は同じ会社に勤めていて、りかとも親しかった。

 

倉田が遺書を残して自殺。

しかし、彼が女性の運転する車に乗っているところが目撃される。

目撃者によると倉田が「何を飲ませたんだ」と言っていたことから殺人の可能性が出てきた。

 

 

保険の勧誘でりかや倉田の会社、韓国語教室にも出入りしていた、てる美。

伊香保でタクシーの運転手だった夫が事故死し、横浜に出てきたのは4か月前。

彼女は過去に一度、妊娠したが流産したという。

キンキンは恵美と夫、りかが半年前に伊香保へ旅行していたことを聞き、偶然が気になって伊香保へ。

 

てる美の夫の死は事故ではなく事件だった。

半年前、チンピラと旅行者が追突事故で揉めていた。

そこにてる美の夫は正義感の強い夫が割って入り、チンピラと殴り合いになって頭をぶつけた。

直ぐに救急車を呼べば助かったのに、チンピラは逃げ、旅行者たちもどさくさに紛れていなくなった。

チンピラは兄貴にどやされて出頭し、全てを話した。

夫の死にショックを受けた、てる美は8年も治療してやっとできた子供を流産してしまった。

 

犯人は保険外交員の東てる美。

動機は夫を見捨てて逃げた3人への復讐。

嫌がらせをしていたのも彼女だった。

 

しかし実際には恵美が妊娠してると知った、てる美夫が去るように促したのだった。

「この辺りは冷えるから、早く行った方がいい」と。

3人は立ち去った後にそんな酷い喧嘩になったことも、てる美夫が死んだことも知らなかった。

 

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