アメリカ副大統領の娘として父の公務に同行来日したキャサリン・ターナー(シャーロット・ケイト・フォックス)は、アメリカでのビジネスに華道を取り入れるという目的のため、父の離日後も一人で日本に滞在することを決める。副大統領と懇意の外務大臣、浜口幸夫(里見浩太朗)はキャサリンの日本滞在時のエスコート役として、甥の一郎(谷原章介)をアテンド。「キャサリンと恋に落ちないこと」を厳命し、まったく乗り気のしない一郎に特殊な任務を言いつける。キャサリンが華道に強い興味を抱いたのは、アメリカで出会った小川麻衣子(笛木優子)が開いた個展がきっかけだった。以来、友情を温めてきた麻衣子との再会を楽しみにするキャサリン。しかし、連絡が取れないまま、麻衣子は殺人事件の犠牲者となってしまう! 友人の死の真相をなんとしても突き止めたいキャサリンは、一郎の力を借りて警察顔負けの名探偵ぶりを発揮。次第に明らかになる事件の裏には、華道界に渦巻く各流派の権力闘争が潜んでいた…。

 

①華道家 笛木優子

②家元 榎本孝明

③家元 竜雷太

④ギャラリーオーナー 河相我聞

 

京流 榎木孝明(家元)・尾上松也(息子)・高岡早紀(弟子)

東流  竜雷太(家元 日本華道協会会長)・藤田弓子(妻)・笛木優子(弟子)

新流 濱田マリ(家元)

 

笛木優子と高岡早紀は華道界の二大スター。

しかし、前衛的な笛木は作風が合わず、流派をやめようとしていた。

 

毎週日曜日、堀川通の

二条で爆竹騒ぎ。

三条で優子の殺人。

四条でボヤ騒ぎ。

次の日曜日は五条堀川の竜雷太宅で華道界の会長選挙。

次期会長は榎木孝明に決定し、彼は副会長に濱田マリを指名。

竜雷太は2人に図られたとご立腹。

同じ日、鍵の掛かった密室の茶室で榎本が毒を飲んで死んでいた。

引き戸をこじ開けたのは竜雷太。

傍には高岡早紀と濱田マリがいたがが、竜が人を呼びに行き、マリも警察に通報するとその場から離れた。

 

翌週は六条朱雀寺の賽銭箱に花火が投げ込まれる。

キャサリンは花の基本的な活け方から、次の七条堀川は殺人が起こると推測。

しかし、今度は土曜日に家元 竜雷太が誘拐される。

「誘拐された、とにかくいう事を聞いてくれ、警察には通報するな。」と家元本人が自宅に電話してきた。

和歌山県のキャンプ場で血の付いた流派のバッジと血痕が発見される。

そこから立ち去った京都ナンバーのキャンピングカーは盗難届が出ていた。

日曜日、七条堀川に停めてあったキャンピングカーから竜雷太の死体が発見される。

 

関係者全員にアリバイあり。

しかし、キャンピングカーを2台使ったアリバイ工作が行われ、和歌山と考えられていた殺害現場は京都だった。

 

四条堀川のボヤ騒ぎの現場で撮られた写真に愚息 松也が写っていた。

警察に連れていかれる松也を連れて逃げるキャサリン。

彼女は松也は犯人じゃないと確信していた。

優子の棺に添えられたベルガモ…花言葉は禁断の恋。

彼は笛木優子と付き合っていた。

家元の息子とライバル流派のトップスターの2人はこっそりとデートしていた。

その待ち合わせ場所が堀川通沿いを南下したスポット。

犯人はそのデートプランを知って、連続殺人に利用したことになる。

松也のに元を盗み見れる人物…高岡早紀?

次は八条の京都駅、九条の東寺だったが、優子は京都駅を三十三間堂、東寺を清水寺に変えようと言っていた。

全てを繋ぐとLOVEの「L」の文字。

 

次の日曜日、ギャラリーオーナーの河相我聞が京都駅で殺害された。

犯人はデートプランの変更を知らなかったのか、知っていても計画を変更できなかったのか?

そうなると次は「九条」=高岡早紀の名前。

彼女は自宅マンションで自殺を図っていたところを救出される。

 

犯人は高岡早紀。

茶室のトリックは榎木毒殺後、襖を破って外に出て襖紙を外から貼る。

そして、マリが居なくなってから、内側からも襖紙を貼って密室を作った。

 

彼女は竜雷太の娘だった。

高岡早紀の母親は竜に弄ばれて捨てられたことで自殺した。

竜に復讐するためにライバル流派に住み込みで入り、必死に勉強した。

そんな彼女は家元の息子 松也に恋をする。

彼のことを一途に思っていた早紀は相手も自分を思っていることを確信。

いつか彼と結婚すると思っていたが、松也は優子と恋仲になってしまった。

確固たる地位を得なければ竜への復讐を果たせないと思った早紀は家元に取り入った。

しかし、榎木と抱き合っているところを松也に見られてしまった。

 

死のうと思ったが、自分だけ死ぬのがバカバカしい。

皆が死ねばいい。

自分から松也を奪った①笛木優子

自分を弄んだ②榎木孝明

私たち母娘を不幸にした③竜雷太。

 

③竜殺害には一方的に自分に惚れてきた河相我聞を利用。

しかし、怖くなった河相がばらすと言ってきたので殺害。

 

マンションに火を着けて自殺っていい迷惑だよ。

 

今日の紅葉さんと山口竜央

浜口の研究室の嘱託員と捜査部長(偉くなったなぁ)

そして、山村美紗サスペンスの定宿 琵琶湖グランドホテル 京近江

 

シャーロット・ケイト・フォックス、谷原 章介、里見浩太朗、竜  雷太、尾上 松也、高岡 早紀、宇梶 剛士、山村 紅葉、笛木 優子、藤田 弓子、榎木 孝明、濱田 マリ、河相 我聞、野村 祐人、中西 良太、松田 珠希、黒川 英二、久保田悠来、ジェームス・ハジェンズ、山口 竜央、