伊豆の海岸で作詞家の高島礼子が殺害された。

同じ頃、有名作家の西岡徳馬の依頼で女子大生2人が北海道へ取材代行することに。

しかし、取材旅行を終えた直後に1人が行方不明になってしまう。

 

①作詞家 高島礼子

②女子大生 平田みどり

③ホステス 蜷川有紀

 

犯人は①②西岡徳馬と秘書の③久野綾希子

 

5年前

網走に帰省して久野綾希子は交通事故を目撃していた。

彼女の目撃証言によると、自転車に乗った主婦が赤信号で交差点に飛び出したという。

車を運転していたのは当時、まだ駆け出しだった西岡徳馬。

その後、久野は有名になった彼の個人秘書に。

しかし、そこにはもう1人、目撃者がいた。

それが1人旅の途中だった高島礼子。

更に、彼女は2人が事故現場を細工するところをカメラに収めていた。

西岡と久野は先に交差点に入っていた車に自転車の主婦が突っ込んだ様に現場を作り替え、久野が西岡に有利になるような偽証したのだった。

 

現在

高島礼子は5年前の事件を盾に、有名になった西岡に近づいてきた。

西岡は激しく結婚を求める彼女を邪魔になり始める。

「結婚しないなら、5年前の事件を世間に公表する」と言う高島。

スキャンダルは致命的と、西岡と久野は彼女を殺害する計画を立てる。

 

アリバイを作るために女子大生に北海道で取材旅行をさせ、彼女たちからフィルムや取材ノートを受取る秘書役として蜷川有紀に久野の身代わりをさせた。

その間、西岡は伊東の旅館に居た高島礼子を呼び出し、絞殺。

伊豆の別荘にいるプロデューサー 本田博太郎の犯行に見せ掛ける。

しかし、計画が狂ってきた。

北海道の美幌駅で反対電車に乗っている西岡を目撃したみどりは、取材旅行直後、彼に連絡。

彼女は北海道に来たばかりの西岡が、戻る方向の電車に乗っていることを不審に思ったのだった。

西岡は網走でみどりと待ち合わせをし、彼女を殺害して埋めた。

 

みどりが殺されたことで、警察が偽の久野を捜し始めた。

自分の顔写真を亀さんに見せられた蜷川は、自分の代役が事件に関係していると察し、久野を脅迫。

久野が彼女のマンションを訪ね、自殺に見せかけて殺害した。

 

次に西岡は自分を縛ろうとする久野綾希子に何もかもを擦り付け、自殺に見せかけて殺そうとする。

が、そこに亀さんたちが現れる…。

 

高島礼子が早々に殺害されてしまうチョイ役でした。

アリバイ工作で女子大生を雇って関係者を増やす位なら、絶対的な味方である久野を使い、2人だけで完結できちゃうアリバイ工作を考えるべきだったんじゃ?

 

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