雑居ビルでサラ金の女社長・森本直子(山村美智)が殺害される事件が発生。捜査を担当した所轄の刑事・堀江浩司(内藤剛志)は、直子が事件発生当時に会う予定だった債務者が、自分の親友で、元警察官の霧島則夫(村田雄浩)だと知り、愕然となる。捜査陣の取り調べに対し、霧島は、事件発生当時、現場近くの駅で直子を待っていたといい、そばに立っていた中年の女性がアリバイを証明してくれる、と供述したが…。

 

子供のいない夫婦同士、仲良くしていた内藤と村田。

3年前、「村田が金を貰って、違反のもみ消しをしている」とのタレコミがあり、内藤が問い質すが、村田は認めない。

村田を信じられない内藤は彼との交流を絶ち、村田は警察を辞めて妻の実家の印刷所を継いでいた。

彼が警察を辞めたのは流産し精神的に不安定だった妻が万引きをしてしまったから。

それで、店長 堀部圭亮から脅迫を受けたが、断った為に堀部が嘘のタレコミ電話をしてのだった。

 

村田のアリバイを証明したのは内藤の妻、藤真利子。

彼女は県議の秘書に賄賂を渡すためにそこに居たのだが、刑事である夫に賄賂の事は話せず、不倫関係にある男と会っていたと嘘をつくしかなかった。

 

犯人は村田雄浩の妻 宮崎美子。

お金の事で駆けずり回る夫を見かねて、返済を待ってくれるように山村美智に頼みに行くが、山村から村田と関係がある事を仄めかされる。

更に、「村田は貧乏くじを引いた。悲しい結婚生活。惨めったらしい夫婦」

と下げすまされたことから、カーっとなって殺してしまった。

 

その後、強盗に入ったのは堀部圭亮。

唆したのは村田雄浩。

 

藤が賄賂を送ったのは4人が将来、家を建てようと計画していた場所を守るためだった。

彼女は出頭し、内藤は警察を辞めた。

 

既に内藤たちの土地なのかと思ったら…それって不法侵入だったんじゃ?

 

内藤 剛志、宮崎 美子、藤 真利子、村田 雄浩、蛍 雪次朗、山村 美智、中丸 新将、堀部 圭亮