クライアントだった少女が殺人事件にかかわっていると知った臨床心理士が、彼女の通っていた自然学校を調査し驚くべき事実を知る。臨床心理士の百合(坂口良子)のもとにクライアントだった美佳(邑野未亜)から自殺予告の電話が入った。間もなく見つかった美佳は幸いにも軽傷だったが、自殺未遂の原因はわからなかった。

 

あれ?お茶屋さんの外観が変わってる。

 

①塾経営? 武野功雄

 

1年前まで武野はすまけいの主宰する自給自足の生活を送る施設で教師をしていた。

萩尾みどりの息子 たけしと中田喜子の娘 美佳は一緒にその施設に入所。

施設での生活がツライと美佳は逃げ出そうとするが見つかって連れ戻されてしまう。

逃亡の手助けをした、たけしの方は武野に罰だと小屋に閉じ込められ、熱中症で死亡してしまう。

代表者のすまけいは事実を伏せ、たけしが逃げ出した途中で熱中症になって死んだことにした。

 

自分のせいでたけしが死んだと思い悩む美佳は自殺未遂を起こした。

真実を美佳から聞いた萩尾みどりは武野に謝罪を求めたが、悪いのはすまけいだと開き直る。

萩尾はそんな武野を殺害。

次いで、講演中のすまけいを殺害しようとしたが、坂口良子たちに止められて逮捕された。


萩尾はすまけいも憎いが、最も殺したいのは自分自身だという。

手に余った息子を施設に見送った時、萩尾みどりはホッとした。

「あの子も変わってくれる。私も楽になれる。」と。

施設に行かせなければ、息子が死ぬことも無かった。

 

中田喜子も苦しい思いをしていた。

萩尾みどりに施設を紹介したのは彼女。

娘を施設に行かせたかったが、娘は「たけしと一緒ならいく」という。

そこで、萩尾に「たけし君も一緒に行ってくれないか?」と誘ったのだった。

 

中田は萩尾が出所するまで、支えになると…。

 

 

 

 

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