木の実ナナ主演「万引きGメン・二階堂雪」シリーズ第5弾。万引き保安員(通称・万引きGメン)二階堂雪が、仕事を通して人の心とふれあい、遭遇した事件を解決していく。木の実ナナのはまり役、お人好しで義理人情に厚い二階堂雪が今回大ピンチ! 美術大学教授の画家が殺害され、弟子で雪の従妹に殺人容疑がかかる…。無実を信じる雪だが…。
二階堂雪(木の実ナナ)は警備会社から派遣され、万引きや置引き、スリの摘発などを行う保安員としてスーパーに勤務している。ある日、雪は絵本画家で従妹の桐野真帆(宮崎美子)の個展に訪れた。そこには真帆の幼なじみで雪が勤務するスーパーで働く安西杏子(高橋ひとみ)も駆けつけた。杏子は次女の小学校受験のために絵を教えて欲しいと頼むが真帆は前向きに検討するとだけ答える。
数日後、サイン会に現れない真帆を心配し、彼女の母親・厚子(高田敏江)と雪はマンションを訪れる。そこには真帆の姿はなく、美術大教授で画家の今沢の刺殺体だけが残されていた。警察は行方を消した真帆に嫌疑をかけるが、厚子は唯一心から尊敬する恩師の今沢を殺すはずがないと訴える。


①美大教授で画家 佐々木勝彦

②警備員 山下規介

 

犯人は高橋ひとみ。

高橋はお受験対策で次女のエリカに絵を教えてあげて欲しいと宮崎美子に頼んでいたが、返事がもらえず、宮崎のマンションに出向いた。

「有名な作家に指導してもらったら、面接でも有利」という高橋に宮崎はきっぱり、「お断り」だと。

自分が落ちた大学の付属小学校へどうしても娘を行かせたい高橋。

宮崎はそんな彼女に「母親の夢の為に、子供を道具にしている」と指摘。

更には「子供の為と言いながら、自分が満足したいだけ。自分の夢から逃げた負け犬」と。

読み書きがロクにできず、いつも庇ってきた宮崎から「負け犬」と蔑まれ、怒った高橋は鋏で宮崎を刺そうとし、そこに居合わせた教授が宮崎を庇って死んでしまった。

 

ショックでパニック状態になった宮崎だったが、落ち着いて全てを話されては全てが終わり。

アリバイさえあれば、宮崎が後で何を言っても逃げ切れるかと思い、宮崎からのFAXを自宅で受け取ったように偽装した。

しかし、山下規介が逃げる高橋の姿を目撃していた。

山下は子供の万引きをネタに親を恐喝していたような男。

死体が発見された翌朝、山下から100万円を要求され、支払ったものの、更に300万円を用意しろと迫られる。

「殺すしかない」と考えた高橋はインターネットで青酸化合物を手に入れて、山下を殺害したのだった。

 

自分自身でも薄々、感じていたことをズバリ、指摘されたんだろうなぁ。

 

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