伊丹秀一(北大路欣也)は、正義感あふれる人権派の弁護士。伊丹の事務所には若手弁護士の加瀬直人(山下徹大)も所属しているが、加瀬と違って国選弁護人を決して断らない伊丹は、事務員の本多和美(山下容莉枝)に嫌味をいわれてばかりいる。
今回、伊丹が新たに引き受けたのは、危険運転致死罪に問われた学習教材販売会社社員・黒沢良雄(尾美としのり)の国選弁護人だった。
事故が起きた夜、黒沢は、中学時代の同級生・相田晴美(清水美沙)の営む横浜のスナックで飲んでいたが、晴美の夫で同じく中学の同級生・隆二(四方堂亘)が狭心症の発作でひどく苦しみだしたため、病院に連れて行こうと飲酒運転。その挙句、海に転落し、自分はなんとか車内から脱出したものの、隆二を水死させてしまったのだった。
飲酒運転は言語道断と考える伊丹だったが、接見した黒沢から飲酒運転は初めてであること、友人を早く病院に連れて行かねばという一心でハンドルを握ったことを聞き、酌量を求める弁護を行うことに。
横浜地裁に弁護側の証人として出廷した晴美は、自分が黒沢に病院まで送るよう頼んだことを証言。悪いのは飲酒を知りながら運転を依頼した自分だと裁判員たちに頭を下げた。だが、弁護の甲斐むなしく、執行猶予なし懲役4年という厳しい判決が下った。
予想以上に重い判決に、晴美は控訴を懇願。黒沢は躊躇していたようだが、晴美の願いだと聞いて同意したため、伊丹は控訴審に向け、改めて事件を調べはじめる。
すると、黒沢、晴美、隆二の複雑な関係が浮かび上がってきた。隆二と晴美は中学時代からつきあっていたが、高校2年のときに晴美が妊娠すると、隆二はどこかへ逃亡。困り果てた晴美の堕胎費用など一切の面倒を見たのが、中学時代から隆二の“子分”だった黒沢だったらしい。隆二はその後、大阪に渡って結婚したが、数年前、妻と別れて娘の理沙(石橋杏奈)を連れて横浜に戻り、そのころちょうど離婚した晴美と再会、やけぼっくいに火がついて再婚したらしい。隆二はまともに働かずギャンブル三昧で借金も多く、黒沢はかつてと同様、相田夫妻の世話を焼いていたようだった。
そんな中、晴美の店を訪ねた伊丹は、黒沢がキープしていたウイスキーのビンがたまたま割れたところに遭遇。片づけを手伝おうとして、こぼれたウイスキーからアルコールの匂いがしないことに気づく。さらに、晴美が夫に3000万円の生命保険をかけていたことも発覚。これは“事故”ではなく、“事件”ではないかと疑いはじめ、弁護人を辞任するべきか苦悩する…。

 

実行犯は風間トオルのサラ金会社の社員、佐久間。

ギャンブル狂いだった四方堂は風間に借金があり、「自分が死んだら保険金で借金を返す」との念書を持っていた。

同様に風間に借金をしていた尾美としのりは、風間の指示で四方堂を殺そうとしたが、寸前で怖くなって車を停めてしまう。

現場で見ていた風間に尾美が「僕はできない…」と許しを請うと、風間は部下の佐久間に車を沈めさせ、尾美には「全て1人でやったことにしろ。そうじゃなければ清水美紗も捕まることになるぞ」と脅す。

「殺害の計画は清水美紗(嘘)」だと風間から聞かされていた尾美はそれを信じ込み、彼女を庇う為に言われた通りに「自分の犯行だ」と供述したのだった。

 

車の窓を割ったとされるハンマーに尾美の指紋はなく、あった指紋は佐久間のもの。

なんだかなぁ、捜査がずさんじゃないのかい?

そして、東大法学部卒の風間トオルは何故、気の弱い尾美に殺人をさせようとした?

四方堂に持病があるなら、病死に見せかけて殺せばよかったんじゃないの?

 

佐久間、風間トオル共に殺人罪で懲役17年。

それより、尾美はどうなるんじゃ?教えてよ~。

 

そして何より、大好きな松本莉緒ちゃんがどうして、いないのよ~えーん

 

北大路欣也、清水 美沙(清水 美砂)、尾美としのり、風間トオル、丹波 義隆、大沢 逸美、四方堂 亘、伊藤 正之、徳井  優、石橋 杏奈、加藤 夏希、山下 徹大、山下容莉枝、剣持 直明、瀧澤 明弘、藤田 宗久