鴨志田新一(伊東四朗)は、警視庁東王子署の警部補。娘・岡崎真実(羽田美智子)は警察庁刑事局のエリート警視だが、鴨志田と真実が実の親子だということは、2人の職場の人間は誰も知らない…。有給休暇を消化しようと京都を訪れた鴨志田は、同じ宿に泊まっていた河北龍之介(里見浩太朗)から、洗剤を20円で売りつけられて面食らう。宿の女将・夏井寧子(あめくみちこ)によると、河北は“関西経済界のドン”とよばれる大物!!約40年前に引退した元大女優・東蘭子(雪代敬子)が、自宅で遺体となって発見される。高価な時計が盗まれていたため、所轄署の刑事・柏木恒(加藤虎ノ介)らは強盗殺人を疑うが、真実は現場の状況から強盗は偽装だと直感。蘭子の家に飾られていた、若き日の画家・大沼櫂(大石吾朗)の作品らしき絵画に着目する。

 

①元女優 東蘭子

②蘭子の甥 東邦彦

 

蘭子殺害当夜、邦彦は里見浩太朗に多額の謝礼と引き換えに、贋作と本物をすり替えた。

京大生時代に大沼の妻を愛していた里見は彼女の絵を密かに集めていた。

 

京都の科捜研ニヤリにて、X線で調べると、下絵の背中や顔に無数の傷の痕が見つかる。

そこに肌の色を塗り重ねられていた。

大沼の絵のモデルである彼の妻は夫からDVを受けていた。

大沼はパリに留学したが評価されず、鬱憤を妻に向けることで晴らしていた。

そして、衝動的にありのままの彼女を描いていたが、その後、傷だらけの肌を塗り直していた。

妻は遺書を残し、その絵を持って姿を消した。

 

犯人はキューレターの須藤温子。

自殺したと思っていたが40年振りにその絵が蘭子の家から出てきたことを知った大沼は驚いた。

蘭子が妻を特別に可愛がっていたのを聞いていた大沼は、蘭子が何もかも知ってるんじゃないかと怖くなったという。

 

そんな大沼の告白を止める為に、須藤温子は蘭子の家の絵は偽物だったと断言。

確かに現在飾ってある絵は邦彦がすり替えた偽物。

しかし、オープニングパーティーの夜に邦彦が、すり替える前は本物だった。

偽物と知っているのは、その後に蘭子の家に入った犯人のみ…。

 

大沼研究では第一人者は須藤温子。

大沼が巨匠になればキュレーターの自分は世界でトップクラスになれると企んでいた。

でも、大沼が妻にDVしてたとなると夫婦愛が売りだった大沼は直ぐに終わる。

 

邦彦のSNSを見て、温子は埋れていた傑作だと興奮したのに大沼は様子がおかしい。

下絵が明らかになったら終わりだと告白する。

 

そこで温子は蘭子に会いに行くが、泥棒だと騒ぎ立てる蘭子を思わず、殴り殺してしまった。

その後に絵を見ると、それは巧妙に作られた贋作だった。

窓ガラスを割って一番高そうな置時計を盗み、強盗に見せかけた。

 

邦彦とは以前から顔なじみだった温子。

彼は絵を盗んで帰る時に彼女の姿を見ていた。

連絡してきた邦彦と落ち合った東京で彼を殺害した。

 

大沼の妻は生きていた。

しかも、蘭子の家で家政婦をしていたのだった。

里見浩太朗と彼女は何十年か振りに再会を果たす。

 

はなちゃん@ヤメ検の女が犯人役をするなんてね~アセアセ

殺害動機が弱すぎるけどなぁ。

 

伊東 四朗、羽田美智子、里見浩太朗、大石 吾朗、正名 僕蔵、松金よね子、小倉 久寛、加藤虎ノ介、あめくみちこ(天久美智子)、佐渡  稔、斉藤  暁、飯田 基祐、伊東 孝明、福本 伸一