両親を早くに亡くした笠原祥子(北川景子)は、たったひとりの姉・信子(小池栄子)と都内のマンションで2人暮らし。仕事を探しながら、新聞社に勤務する信子を信頼し、寄り添うように生きてきた。その日も東北旅行に出発する信子と別れ、祥子は何社目かの面接に出かけた。それはいつもと変わらぬ、仲のよい姉妹の光景のはずだった。ところがその夜、信子が事故で亡くなったという知らせが入る。しかも、どういうわけか、祥子に告げていた旅先とは異なる場所で、命を落としてしまったのだ…。悲しみにくれる祥子の前に現れたのは、信子の同僚記者・吉井亮一(向井理)。何を考えているのか、信子の死の謎について祥子と共に調査に乗り出す吉井。その一方で、祥子は姉の後釜として新聞社の文化部で働きだし、生前、姉が担当していた文化人たちに会いに行く。彼らは皆、華やかな表の顔からは想像もつかないほどクセのある人物で、中でも小児科医・西脇満太郎(沢村一樹)はセレブ界きっての遊び人らしく、何度も祥子に誘いをかけてくる始末だった。ところが直後、姉の同僚だった町田知枝(酒井若菜)が自殺。知枝は信子の死について「責任をとるべき人がいる」「有名人ならなおさらよ」と謎めいた言葉を祥子に残していた。姉の死に、信子が生前つき合っていた著名人の誰かが関わっていることを直感した祥子。だが、真相を知ろうとすればするほど、渦中の人物が次々と殺害されていく事態が発生! 祥子は図らずも “黒い樹海”のような深い闇に吸い込まれていく…。
水野真紀&余貴美子版は観たことあります。
小池栄子が一緒に旅行した相手の候補者は有名人の5人。
華道家元 古田新太
小児科医師 沢村一樹
経済評論家 鈴木浩介
デザイナー 山本未来
画家 六平直政
小池栄子の相手は小児科医の沢村一樹だった。
妻のいる沢村一樹だったが、小池栄子のことは本気だった。
妹に言えないような関係に苦しんでいた小池にバスの中でプロポーズしたら、本当に幸せそうに笑っていた。
それから暫くして、停留所から鈴木浩介と酒井若菜が乗車してくることに気付いて、小池は後方の席に移動したのだった。
鈴木浩介は財閥令嬢との結婚を控えながらも酒井と付き合っていた。
そして事故が起こり、瀕死の小池の元へ向かおうとする沢村を鈴木が止め、沢村の不倫が明らかになってしまうぞと脅す。
そこから自分と酒井の関係が婚約者にバレることを阻止するために…。
①小池栄子の同僚 酒井若菜
②食堂店員 江口のりこ
③マンション管理人 室井滋
3人を殺害したのは経済評論家の鈴木浩介。
酒井若菜は結婚してくれなきゃ、バス事故で起きたことをバラすと脅迫してきたために殺害。
バックを託された時に沢村一樹の顔を見た江口のりこも殺害。
そして、買収して北川景子を監視させていた室井滋もその事がバレそうになって殺害。
「全ては沢村が小池のハンドバックを捨てずに江口に届けさせたためだ」と沢村を責める鈴木。
沢村は一旦、彼女の持ち物を全て埋めたが、「あまりにも小池が可哀想だったから…。」と。
沢村一樹が妙に良い人に纏められちゃった感じがするけど、神田正輝もそうだったっけ?
バスの中で「離婚届を書いた」か「妻に送った」かって言ってた気がするけど、それなら現場から逃げ去る動機が乏しいよね?
愛人が死んでしまうのなら、妻の元に帰ろうって魂胆なら分かるが…。
どの道、逃げ出したことを考えると本物の愛じゃなかったってことよね。
医師の職業倫理としてもどうなのかと思うわ。
鳩村周五郎がいたら、怒鳴られるぞ。
その前に周五郎がいたら、小池栄子は死なずに済んだか、多分。
北川 景子、向井 理、沢村 一樹、麻生 祐未、小池 栄子、鈴木 浩介、室井 滋、尾美としのり、古田 新太、酒井 若菜、江口のりこ、山本 未來、六平 直政、堀田 茜