京都府警捜査一課・狩矢警部(田村亮)の娘・和美(藤谷美紀)は、編集プロダクション『唐竹企画』の記者兼カメラマン。夏目利彦(原田龍二)という新聞記者の恋人がいる。
京日新聞の“京都ツウ”記者が案内する人気ツアーに同行取材することになった和美は、集合場所に着いて驚く。なんと、夏目がガイドとして現われたのだ。案内役を担当するはずの記者が腹痛を起こし、近くで取材していた夏目に代役が回ってきたらしい。
ツアーの参加者には、染物会社の広報課長・戸辺侑哉(湯江健幸)とその部下・井丘尚美(映美くらら)、売れない女優・野村映子(大島蓉子)と着物のリフォームを手がける中本あかね(伊藤かずえ)、クラブママの立田リカ(大家由祐子)とスポンサーの仏具チェーン社長・酒井義夫(峰蘭太郎)、そしてリカの店のホステス・相川みどり(堀まゆみ)らがいた。
慣れない観光ガイドにあくせくする夏目だったが、女性たちからは“イケメンガイド”だと大人気!そんな中、和美は戸辺とリカが何やら言い争うところを目撃し、不審に思う。
ツアーのハイライトは“嵯峨野トロッコ列車”と、その終点、亀岡から乗り込む“保津川下り”。ところが、保津川下りの船上で突然、事件が起きた…持参した携帯ポットの飲み物を口にしたリカが、突如として苦悶し絶命してしまったのだ!
捜査を開始した狩矢警部らは、毒物による中毒死と判断する。だが、リカはトロッコ列車内でも同じものを飲んでおり、そのときは無事だった。ということは、トロッコから船に乗り換えるまでの30分間に、何者かがポットに毒物を混入したのだろうか!?
まずは、ツアー中に被害者と口論していた戸辺が疑われるが、戸辺はリカとは初対面で、店に来るようしつこく誘われて断ったら逆上されただけだと話す。
そんな中、みどりがリカに多額の金を借り、トラブルになっていたことが判明。だが、みどりは「私は、やっていない」と強気な態度を崩さない。しかも、和美はみどりが「私は犯人を知っている。あなたの“番号”と一緒だったの」と知人に電話しているのを聞く。そしてその様子を、離れたところから帽子をかぶった年配の男がうかがっていることにも気づいた。 その夜、みどりが何者かに殺される。和美と夏目は彼女の電話相手を突き止めるが…その謎の“番号”が指す真犯人は誰なのか!? そして、怪しい帽子の男は何者なのか!?

 

①クラブのママ リカ

②クラブホステス みどり

③染物会社の課長 湯江健幸

 

3年前

湯江健幸の母親が火事で亡くなっていた。

原因は母親の火の不始末とされていた。

3年前と言えば、リカが店を持ち、独立したころ。

湯江健幸とリカは交際していて結婚するつもりだった。

 

湯江健幸がリカとみどりの殺害を認めるPC遺書を残して密室自殺をするが…。

 

犯人は伊藤かずえ。

 

3年前

伊藤かずえは湯江健幸の母親 さきとは実の母娘のように仲良くしていた。

さきは伊藤かずえと息子を結婚させたかったが、息子が「結婚したい」とリカを連れてきたことに激怒し、「結婚は許さへん。二度とうちの敷居は股がせん。」と2人を追い出した。

あかねに「あかねちゃんだけいてくれたらいい」と。

 

1か月前

偶然、カフェで湯江健幸とリカの会話を聞いた伊藤かずえ。

そこで、結婚を反対されたリカが湯江の母親を恨んで、火をつけて殺害したことを知る。

 

湯江健幸は花粉アレルギーだったのに密室にはカサブランカが落ちていた。

伊藤かずえは換気口にパイプを通し、水を流して鍵を部屋の中へ。

流した水を誤魔化すために造花の飾ってあった花瓶の花をカサブランカに変えたのだった。

 

独りぼっちだった自分に本当の愛情を注いでくれた湯江の母親の無念を晴らしたかった。

すために、リカを殺害し、それを目撃して脅してきたみどりを殺したのだという。

 

帽子の男は38年前に失踪宣告された、あかねの父親 深水三章だった。

3年前、自分に娘がいると知った深水三章が伊藤かずえを一目見に行くと、彼女は自分のかつての恋人、さきと一緒にいた。

さきは父親だと名乗れない深水三章の分も「私が彼女に愛情を注ぐ」と約束してくれた。

 

しかし、「面倒はごめんだ」ってリカにお金を払おうとする湯江健幸がよく分からんな。

なんで自分が共犯でもないのにお金払うの?

母親を殺した犯人だとして警察に話すのが普通じゃないの?

リカもお金が必要だからって殺した女性の息子に罪を告白するなんてアホじゃないの?

まともな人間ならその場で警察に通報だよ。

 

そして、狩矢父が深水三章は「娘の罪を止めようとしたが…」って言ってるけど実際は何にもしてないよね。ただ、見てただけだよ~アセアセ

何のために見守っていたのか?

 

まあ、雰囲気を楽しむシリーズですから…。

 

藤谷 美紀、田村  亮、原田 龍二、伊藤かずえ、山村 紅葉、映美くらら、湯江 健幸、大島 蓉子、深水 三章、中野 良子、大家由祐子、峰 蘭太郎、堀 まゆみ