新宿西署管内の公園で男性の絞殺死体が発見され、牛尾正直刑事(片岡鶴太郎)たちが捜査に乗り出した。身元を示すものはすべて奪われていたが、強盗に見せかけた顔見知りによる犯行の線が濃厚だった。
 そんな中、殺されたのは夫ではないかと、宗形鮎子(真飛聖)という女性が捜査本部を訪ねて来る。ホテルマンである夫の圭介(近藤公園)が、10日ほど前から連絡が取れないという。すぐに遺体の確認をしてもらったところ別人だったようで、鮎子は新婚3カ月の夫が失踪する理由がわからないと、肩を落として署を後にする。
 翌日、死体の身元が会社員・古沢周一(西興一朗)と判明する。さっそく古沢のマンションを訪ねた牛尾だが、驚いたことに部屋はひどく荒らされていた。鍵を持ち去った犯人が、何かを探すために忍び込んだと思われた。
 その後、牛尾たちは、かつて古沢と同棲していた小林美穂(吉井怜)にたどり着く。彼女の話によると、事件当日の昼間、古沢が突然現れ、段ボール箱を預けていったという。古沢は「これは、大事な“債権”なんだ」と話していたらしい。
 牛尾たちが段ボールを開封すると、中には血痕の付着したジャケットと、3年前の殺人事件の新聞記事の切り抜きが入っていた。その事件は、長野県茅野市にある“大澄池”で地元出身の女性・五十嵐さやか(窪真理)が暴行の上、殺害されたというもので、事件はさやかが4年間勤めた新宿の眼鏡店を辞めて地元に帰った日に起きており、未解決のまま今日に至っていた。
 鑑定の結果、ジャケットに付着した血痕は、被害者・さやかのものと特定される。事件の関連を捜査するため、茅野市の大澄池まで赴いた牛尾は、そこで意外な人物と出会う。弁護士の岡本弘志(河相我聞)を伴った、鮎子だった。「なぜこの場所に?」と問う牛尾に、鮎子は夫の部屋から3年前の事件の記事の切り抜きが見つかったと打ち明けるが…!?


①会社員 古沢

 

古沢は3年前に茅野市で女性が殺害され事件の新聞の切り抜きと血痕がついたジャケットを持ち、それらを『債権』と呼んでいた。

血痕は被害者女性のものではなかったが犯人のもので、ジャケットは強請のネタか?

ジャケットは限定品だったが、アパレル会社の本部長、賀集利樹は購入者リストを渡すことに難色を示す。

購入者の3分の1しかリストが無い事や顧客に迷惑が掛かるとのこと。

モーさんが頭を下げて、やっともらったリストもほぼ当たったが手掛かりなし。

当時、古沢はディーラーで車のセールスをしていたが、九州なまりを周囲に揶揄われて、壁を作っていて親しい人はいなかった。

事件発覚直後に地元警察に匿名電話があり、「2人組の男。20代半ば~30代初め。白っぽいジャケットともう1人は黒か紺」と。

 

一方、夫の近藤公園を探す鮎子は夫の部屋にあった名刺から弁護士の河相我聞を訪ねるが、「相談したい事がある」と言われて名刺を渡したものの、連絡がなかったので相談内容は分からないと。

夫の部屋には五十嵐さやかの事件の切り抜きと女性の写真が隠すように仕舞われていた。

写真が撮影された日と事件の日が同じ。

五十嵐さやかの父親は元刑事の大杉蓮。

2年振りに東京から帰るはずだった日に帰ってこない娘を夜通し探し回り、彼女の一番好きだった場所である大澄池で遺体を発見したのだった。
さやかは午前中に荷物を送り出してから12時頃に新宿発の特急に乗り、茅野駅着が2時過ぎ。

迎えに行くはずの父親は引っ越し荷物を待っていた。

バスの運転手は彼女を乗せた記憶が無く、犯人がバス停で彼女を乗せたのでは?

 

大澄池で鮎子と河相我聞に偶然会う。

夫の部屋から事件の切り抜きを見つけてやってきたと話す鮎子だが、女性の写真の事は話さない。

近藤公園は大学時代は弁護士を目指していたが「僕は資格を失くした」と諦めたらしい。

鮎子の携帯に夫の携帯から電話が入るものの、問いかけに無言のまま切れてしまう。

 

古沢の持っていたジャケットを作った会社の縫製工場が茅野にあった。
賀集利樹は社長の息子で、社長はもともと茅野の出身で上諏訪には社長の実家がある。
ジャケットは賀集利樹が着用していたのでは?

御曹司と福岡から出てきた古沢に接点はあるのか?


鮎子は夫が持っていた写真の女性の正体を知る。
夫が昔、住んでいた近くの図書館の司書、落合佳保里。

モーさんが鮎子のマンションを訪れ、写真の存在をようやく知る。
鮎子は河相我聞と翌日、彼女に会いにいく約束をするが、佳保里は頭部を殴られて意識不明の重体になってしまう。


賀集利樹が3年前の事件当日、茅野にいた事が判明する。

夜に上諏訪の料亭で親族が集まり、古希の祝いの席があったが、彼は1時間も遅刻し、自分の会社とは異なるメーカーのジャケットを着ていたことを父親に叱責されていた。
さらに、賀集と古沢の接点が見つかる。

上京当時、浄水器メーカーに勤めていたが担当エリアが賀集の邸宅も含まれ、家政婦によると屋敷内の浄水器は全て古沢から購入していた。


賀集利樹を逮捕すると、あっさり3年前に五十嵐さやかを暴行して殺害したことを認め、脅迫してきた古沢も殺害したと話す。

当日、免停を食らっていた彼は古沢に運転させていた。

浄水器メーカーから車のディーラーに転職した古沢は賀集に車を買って欲しくて付き合ったのだった。

殺すつもりはなかったが彼女が「父親は刑事」と言い出したのでアウトドア用のナイフで殺害。
血の付いたジャケットを脱いで古沢に処分を頼み、代わりに彼のジャケットを着て古希の集まりに出た。

その後、古沢から音沙汰はなかったが、去年あたりから連絡がありお金を無心されるようになり、一生付き纏われると思って殺害した。


賀集によると、五十嵐さやかは男と一緒にいたが、賀集が彼女にちょっかいを出しても男はオタオタするだけで逃げ出したらしい。

鮎子の夫、近藤公園は犯行を目撃しながらも一緒にいた佳保里から止められて、何もできなかった自分を責めて、弁護士になるという夢を諦めた。
 

さやかと一緒にいた男は河相我聞だった。

河相は犯行に気付いた鮎子を殺そうとするがモーさんがやってきて逮捕。

彼は事件当日、蓼科へ行く途中、茅野の駅前でさやかを見掛けて車に乗せ、さやかが勧める大澄池へ行くと男たちに絡まれたので彼女を見捨てて逃げ出したのだった。

河相とさやかは恋人同士とかではなく、よく行く眼鏡店に勤めていた子ってだけの間柄だった。

 

近藤については、彼に名刺を渡さした翌日に連絡があり、「殺害された娘さんのことを思えば、弁護士資格を返上するべきだ」と詰め寄られた為に、彼を殺害して奥多摩の山中に埋めた。

そして妻が訪ねて来たので、夫が生きてると見せかけるために彼女に無言電話を掛けていた。
鮎子から日撃者がもう1人いると聞いた河相は佳保里も襲ったのだった。
 

近藤公園もそんなに自分を責めるなら、警察に行って似顔絵作成に協力するとか、現場ではできなくても後にでも出来ることがあったのに何故しない?

よく分からんなえー


ピンクの電話の2人が両方、ご出演爆  笑

牛尾正直 ……… 片岡鶴太郎
牛尾澄枝 ……… 岡江久美子
坂本課長 ……… 秋野太作
山路刑事 ……… 徳井優
大上刑事 ……… 東根作寿英
宗形鮎子 ……… 真飛 聖
岡本弘志 ……… 河相我聞
佐竹英利 ……… 賀集利樹
宗形圭介 ……… 近藤公園
福田刑事 ……… 斉藤 暁
五十嵐俊文 …… 大杉 漣