渡瀬恒彦主演「十津川警部」シリーズ第6弾。美しい小京都、萩・津和野で発見された元婚約者同士の他殺体と自殺体…。自殺した娘の残したメモとは? 連続レイプ犯を追ってきた女性記者が書いた記事が連続殺人の波紋を広げる…。やがて十津川警部と亀井刑事の忍耐強い捜査の前に、事件の裏に潜む人間の深く悲しい性が浮かび上がる。「これから、あいつを殺しに行って来ます」と書かれた手紙を残して、木下由美子(原久美子)が失踪した。亀井刑事(伊東四朗)は、由美子の元婚約者・白井敬一郎(和泉史郎)を訪ねるが、手掛かりはつかめない。そんな中、山口県萩市の菊が浜で白井の他殺体が発見された。警視庁は由美子を容疑者として指名手配する。そこへ、由美子が津和野城跡の森で自殺体で発見されたとの報告が入った。青酸中毒死で、遺書もあったという。津和野署では自殺と発表するが記者の亜希子(萬田久子)には納得しかねることだった。十津川(渡瀬恒彦)らの忍耐強い捜査が始まった。
再放送での録画を見てるけど、冒頭で西村京太郎先生の追悼文が出てる。
私も…先生、素敵なお話の数々、有難う
安原刑事が山村紅葉ではなく、なぜか古手川伸子(誰か分からなくてwikiで調べた)
紅葉さんはクラブのママ役。こちらの方が演技がしっくりきてまっせ。
銀行に勤める原久美子が「あいつを殺しに行く」と書置きを残して失踪した。
そして彼女に婚約を解消された白井が萩で殺害され、久美子は津和野で青酸中毒死していた。
「私のしてきたことは絶対に許されないことです。私はその責任を取って自らの命を絶ちます」との遺書を残して。
事件前夜、宇部市のクラブに久美子が女性と一緒に姿を現し、白井が後で合流していた。
白井は「僕にはみんな分かっている」と久美子に話していたのをクラブのママが聞いていた。
20時位に女性2人が店を出たが、久美子1人だけがタクシーに乗り、萩に向かった。
所轄は白井を殺した後での久美子の自殺と片づける。
久美子は好きだった婚約者となぜ、婚約を解消したのか?
両親にも「どうしても結婚できない」というだけで理由は言わなかった。
田村亮によると白井は「まあままの大学を出ていて、背も高くていい男でおなじ銀行員。高校しか出てなくてまだ係長の自分に比べて申し分のない青年」らしい。
久美子の親友で一緒にクラブにいた速水マリ子が東京の自宅で絞殺されていた。
彼女はメッキ工場で経理事務をしていた。
記者の萬田久子の元に差出人不明のFAXが届く。
「萩で起きた殺人事件の犯人では原久美子ではありません。彼女も自殺ではなく殺されたのです。」
萩・津和野では2年前からレイプ犯が出没しており、萬田久子は「レイプ犯が久美子を殺した」との記事を書く。
その記事を読んだ田村亮は期待していた課長昇進の話がなくなり絶望し、「せめて久美子を殺した犯人をこの手で殺して…」との留守番電話を残して失踪。
十津川達が彼を追って萩に向かうが間に合わず、田村亮はレイプ犯のモンタージュに似た岡崎幸男を見つけ出して殺害し、逮捕される。
モンタージュにはあまり似ていないが、田村が問い詰めたところ白井と弓子の殺害を自白したので殺害したと。
「ナイフで脅したから認めざるえなかったのでは?」と疑う警部と亀さん。
「娘の仇を討った」と言い続ける田村亮。
レイプ犯とされた岡崎はペリカンが好きで、ペリカンの歌を作りに行くと毎日、公園にいくような優しい男だった。
それに妹 まゆみによれば兄は男性しか愛せなかった。
スナックのママによると久美子と田村亮が以前、一緒に来たことがあり、恋人のようだったと。
また、元婚約者の白井が事件前夜に久美子の耳に「ルナ」と囁き、久美子は声を荒げて拒絶していた。
ルナは月以外にも近親相姦を指す言葉だった…。
10年前から好きな人がいるという妻の田島玲子と妻に構ってもらえない田村亮。
妻から軽んじられ、会社では馬鹿にされながらも耐えて働いていたが、娘の久美子だけが愛してくれた。
娘の結婚が決まって父娘2人で萩・津和野に旅行に来たが、寂しくて酒を飲み、娘が結婚した後の生活を考えるとたまらなくなってしまい、娘を抱いてしまった。
「悪い夢を見たと思って許してくれ」と話したが、彼女は石のような眼で見て攻め続けた。
久美子は自分が許せずに婚約を解消し、父親を憎み殺害しようと考えた。
田村亮も久美子に毒をもらい、死のうと思って萩に来たが、白井に会い真相を知っている様子だった彼を殺害した。
その2日前に課長昇進の内示があり、その事がバレると課長になれないと思ったのだ。
久美子は翌日、田村亮の目の前で「死んでもお前を許さない」と言い残して服毒自殺をした。
しかし彼は久美子から渡された青酸カリを飲めなかった。
全部を知っていたマリ子も殺害。
全く関係のない岡崎まで殺したのは、誰かをレイプ犯に仕立てて逃げたかったから。
当初の自供で「岡崎はレイプや白井、久美子の殺害を認めた」と供述したが、実際には岡崎をいきなり刺し殺していた。
確証のない記事を書いたり、逆切れしたり、得意げになったり、キスしたり…萬田久子の全てが自分勝手で愚かすぎる。
この役、もっと若い子なら分かるんだけど、良い年の女がこれって一体…。
そして悲劇の父親ぶってた田村亮が心底、気色悪い。
死ぬつもりで萩に行ったくせに、「課長になりたかった」とか意味分からんし。
自供して「楽になった。久美子も許してくれると…」ってほざくけど、絶対に彼女は許してないし
どこまで自分本位なんだよ 勝手に楽になるな、アホ。
ああ~胸糞悪い。
妻の田島玲子も今更、面会室のパネルを間に夫と手を合わせちゃったりして…。
何なんだよ?どうしたいのよ、結局。
警部も「奥さんはあなた(田村亮)を愛している」とか言っちゃって。
10年も他に好きな人がいて相手にも家庭があったから離婚しなかっただけでしょ?
10年だよ?10年! 愛してるわけないじゃん。
原久美子もさ、あんな弱い父親なんだから絶対、自分から毒を飲めないでしょ?
先に飲ませなきゃダメだよ。
ああ~
大好きなシリーズだけど、時々、理解しがたい回があるわ
渡瀬 恒彦、伊東 四朗、萬田 久子、田島 令子、原 久美子、和泉 史郎、田村 亮、小野ヤスシ、古手川伸子、河原崎建三、若山騎一郎、和泉 史郎、山村 紅葉