北海道警釧路方面本部捜査課で係長を務める五条聖子(若村麻由美)は、恋人で獣医を務める芳村大地(石黒賢)とのんびり休暇を過ごしていた。そんな中、事件発生の一報が飛び込んでくる。羅臼にある展望塔の駐車場から、男の遺体が見つかったのだ。殺されたのは高見沢一樹(斉藤陽一郎)。所持していた免許証は東京の住所だった。現場に駆けつけた聖子は、中標津警察署の刑事・大隈(山口翔悟)と共に早速周辺の聞き込みを開始。高見沢が宿泊していたホテルを突き止める。高見沢の所持品から、女性が2人写っていて「S2」という謎の走り書きのある写真が発見された。写真を見た大隈は驚く。写っている女性の1人が、顔なじみの牧場に東京から嫁いで来た女性・木原音々(遊井亮子)だったからだ。音々は、都会の女性向けに開催された酪農体験とお見合いをセットにしたツアーを通じて木原牧場の敏也(蟹江一平)と知り合い、結婚。現在は、敏也と敏也の父・岩男(竜雷太)と3人で仲良く暮らしており、妊娠していた。早速聖子たちは木原牧場を訪ねるが、音々は、自分と一緒に写っている女性に見覚えはなく、いつその写真を撮ったのかも覚えていないという。また、高見沢の死亡推定時には、釧路で開かれた知り合いの結婚式に出席しており、アリバイがあった。その夜、片桐指導官(益岡徹)のもとで捜査会議が開かれた。高見沢は振り込め詐欺グループのリーダーとして逮捕され、先月出所したばかりだった。また高見沢は、中標津の道東総合病院の産婦人科医・佃啓太(倉田てつを)を訪ね、その際、地元の男とけんかになっていた。しかし、依然として容疑者は浮かばず、写真の「S2」の意味も分からなかった。聖子は捜査を進めていくが、やがて、事件は東京へと繋がっていく…。

 

①高見沢 元振込め詐欺グループリーダー

②産婦人科医の倉田てつを

 

別の場所で殺害されて、展望台に遺棄された。午後4~6時

東京で振込詐欺のリーダーとして逮捕され実刑判決

半年前に刑務所を出所。

彼が借りたレンタカーが発見され、彼の血痕が見つかる。

レンタカー屋で道東総合病院の場所を聞いていた。

 

写真に写っていた音々。

写真に一緒に写っている女性も、写真に書かれた「S2」という文字も分からないと話す。

昨日は釧路であった結婚式に出席していた→アリバイ成立。



医師の倉田てつを。

高見沢のことは知らないが、駐車場で彼がチーズ職人の室田との喧嘩を目撃した。

目撃後は看護師の弥生と一緒に根室市内まで往診したが、患者は留守だった。

チーズ職人の室田は午後3時には帰って来てから家にずーっといた。

竜雷太が4~6時ころまで一緒にいたらしい。

病院で倉田てつをと看護師の弥生が揉めている。

2人は付き合っていたが昨日、倉田が車に女性を乗せていたのを目撃し、倉田に尋ねたら「しつこい女は嫌いだ」と言われた。 

実は根室に往診したというのは嘘で倉田のマンションにいたが、彼女は先に帰ったので午後4~6時の間、倉田は1人だった。

彼女は事件当日の午後に倉田と高見沢がこっそり会っているのも見掛けていた。

倉田てつをによると、高見沢とは東京にいた時に飲み屋でたまたま知り合っただけで、お金がないというので貸した。

弥生が帰った後は疲れて寝ていた。

竜雷太が心筋梗塞で倒れた。

会合から帰った蟹江一平が発見して病院へ。

音々は出掛けていた。
 

倉田てつをが自宅マンションで死亡していた。

死亡推定時刻は昨夜21時前後。

20時に帰宅する彼を隣人が目撃していた。

彼が飲んでたコーヒーから亜ヒ酸が検出される。

看護師長の山田邦子によると、遊井亮子は倉田てつをの患者だった。

倉田は彼女に出身や旧姓などを聞き出していた。
 

音々に倉田のことを聞いても、まともに答えてくれない。

「人生って本当にリセットできるんでしょうか?」と彼女がぽつりと呟く。
何かあったら連絡してと彼女に名刺を渡すが突き返される。

名刺についた音々の指紋が倉田の車から採取された指紋が一致。

倉田のマンションでオヒョウの繊維が見つかるが、遊井亮子はオヒョウでできたブレスレットをしていた。

高見沢が殺されたときの音々のアリバイも崩れる。

彼女が失踪する。


音々は北海道に移るまで引っ越しを10回繰り返していた。
彼女は資産家の養女だったが3年前に資産家は亡くなっていた。

病院へは夜中に彼女が車で連れてきたが、既に昏睡状態で運ばれてきて、まもなく亡くなっていた。

その時の担当医師が倉田てつを。

医師としては充分なレベルだったがかなりの借金があった。

それなのに高級外車に乗ったりマンションの最上階に住んだりしていた。

「病院の薬を横流ししている」という密告電話があり病院を辞めた。
下北沢のバーが高見沢と倉田の接点だった。
高見沢が昔の仲間の女を連れてきた。

その女が「S=サウンド」が2つで音々

高見沢と音々が資産家を殺して、倉田が死亡診断書を偽装して3億円の遺産をを手にした のでは?
高見沢が逮捕されたきっかけも若い女の密告電話だった。

彼女は密告電話で2人の動きを封じ遺産を独り占めしようとした?

彼女は引っ越しを繰り返したのも2人からの追跡を逃れる為?

 

下北沢のバーに音々が姿を現すが直ぐに出て行ってしまった。

 

写真に写るもう1人の女性が抱いていた犬の首輪からドックカフェが浮かぶ。
店員に2人の写った写真を見せると、資産家の養女の音々は遊井亮子ではなく、もう一人の女性と証言する。


遊井亮子の本当の名前は兵頭千恵。

3年前、彼女の母親が交際して男を包丁で殺害した後に首を吊って自殺した。
書き置きには「お前を産んだせいで人生が狂った」。

母親は彼女を連帯保証人にして3000万の借金をしていた。

3億円を独り占めするために音々は千恵と入れ替わり、その代償として千恵の借金の3000万を本物の音々が返済した。

彼女の目的は養父を犯した罪を遊井亮子に押し付けるものだった。

高見沢が突然、牧場を訪ねて来たが遊井亮子は不在だった。

対応した竜雷太が暴れる高見沢と揉み合いとなるうちに、高見沢が転倒して死んでしまった。


その後、病院で倉田が遊井亮子を脅しているのを立ち聞きしてしまった竜雷太。

倉田のマンションでコーヒーに亜ヒ酸を入れて彼を殺害した。

遊井亮子が竜雷太の後を追い倉田のマンションに行くと既に倉田が死んでいて、そこには彼女が義父にプレゼントしたハンカチが落ちていた。
 

遊井亮子は資産家殺しには無関係。

本物の音々が北海道にやってきて、遊井亮子と再会する。

遊井亮子が本物の音々を刺して自分も死のうとするが、警察が到着。

 

資産家の死を再捜査したところ、中西家の床から高濃度の睡眠薬のまざったおう吐物が発見される、音々は逮捕される。

 

どうして遊井亮子が本物の音々を殺そうとしたの?

何の解決にもならない気がするけど。

 

「音々と赤んぼは俺が守る!」という蟹江一平。

だから、音々じゃないってばアセアセ

 

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