京都府警捜査一課・狩矢警部(田村亮)の娘・和美(藤谷美紀)は、編集プロダクション『唐竹企画』の記者兼カメラマン。夏目利彦(原田龍二)という新聞記者の恋人がいる。その夏目がガイド役を務める「イケメン記者と行く京都ツアー」が開催されることになり、和美も取材を兼ねて同行する。「京都ミステリーツアー」と銘打ち、行き先も何もかもすべてが謎という今回のツアー。その参加者は、人気の町屋レストラン経営者・今井慶(比留間由哲)と妻の早百合(舟木幸)、不動産会社会長・富士川修(田中正之)と祇園クラブママの宮田弥生(冨樫真)。さらに、このツアーを企画した推理小説家・竹山将成(村杉蝉之介)と担当編集者の樋口万里子(佐藤藍子)も同行していた。ツアーの途中で立ち寄った扇子工房では、京扇子職人の松原昭彦(春田純一)と書道家の妻・みゆき(吉田羊)の指導のもと、参加者たちが扇子の文字入れを体験することに。ところがそこで和美は、弥生と早百合がもめているのを目撃する。なんと弥生は、早百合の夫・今井の浮気相手らしいのだ。不穏な空気が流れる中、京友禅に着替えての記念撮影を庭園で行っていたところ、早百合が突然苦しみだし、その場で絶命してしまう。現場に駆け付けた狩矢警部らが調べたところ、早百合が口にしていたアメに毒物が仕込まれていたことがわかった。ツアー中、そのアメと同じものを持ち歩いていたのは弥生だ。だが和美は事件直前に、弥生から勧められたアメを早百合が断っているところを目撃していた。また、早百合の口の中からは、毛髪らしきものの一部も採取された。分析の結果、その毛髪は馬の尾毛と判明。弥生には乗馬の趣味があったことから、狩矢警部は弥生の犯行を疑う。だが和美は、アメに毒が仕込まれていたと知って驚く弥生を見て、弥生は犯人ではなく、逆に命を狙われていたのではないかと推理。すると弥生は「まさか、12年前のフジ…」と謎の言葉を残して立ち去る。翌朝、弥生は刺殺体となって発見され、その手には藤の枝が握られていた。和美は「フジ」が弥生の遺したダイイングメッセージだと考え、独自の捜査を進めるが…。

 

①町家レストランオーナーの妻、小百合

②クラブママの弥生

③町家レストランオーナーの今井

 

今回のツアー、参加者が少なすぎて経費倒れしてるよね、きっと。

いつもだけど、今回は特に少ない…

 

町家レストランオーナーの今井は児童施設の出身者だった。
その養護施設は12年前に地上げ屋に騙されて施設の土地を取られそうになったが、売買契約書がポストに入れられて戻ってきたという奇跡があった。


クラブママ弥生が殺害された凶器が12年前の会社社長 小石川殺害の凶器と同一であり、その小石川の会社が養護施設を騙した地上げ屋だった。
社長殺害の事件は19歳の英樹の犯行で、共犯者の存在が疑われたが、英樹は単独犯を主張したまま、獄中死していた。
当時、共犯者があったのでは……と疑われたが、単独犯を主張し獄中死していた。
少年は今井の弟分だった。

その今井が自宅で自殺していた。

発見したのは和美と夏目くん、春田純一と吉田羊、佐藤藍子と作家先生。

出た~、密室とPC遺書ニヤリ

「12年前の殺人事件は自分の犯行。隠してあった凶器を愛人の弥生に見つかり強請られたので彼女の飴に細工して殺害しようとしたが、誤って妻が口にしてしまった。その後、弥生を12年前の凶器で殺害した」

そして今井の口からも妻の早百合と同じく馬の毛が出た。

 

狩矢パパからもらった割引券をきっかけに訪れた宝石店で和美が密室トリックに気付く。

ドアチェーンを長い物に取替え、ドアの外からチェーンを掛けて、合鍵で鍵を掛けた。

そして、死体発見時に通常のチェーンに取替えたのだろうと。

 

佐藤藍子は12年前の事件の犯人、英樹の姉。

吉田羊も同じ養護施設の出身者で英樹の恋人だった。


12年前の地上げ屋社長殺害は吉田羊の犯行だった。
養護施設の売買契約書を取り戻そうと忍び込んだのは英樹と今井と吉田羊の3人。
吉田羊が社長に捕まってしまい逃げようとした際に護身用に持っていたナイフで殺害してしまう。
彼女の恋人である英樹が自分が身代わりになるから契約書を届けてくれと…。

夏目くんがドアチェーンのトリックが可能なのは春田純一だけであることに気付く。

馬の毛も扇子職人である彼が仕事で使用していた刷毛のものだと判明。

 

春田純一は1年位前からふさぎ込むようになった妻を心配し、彼女の後をつけると妻が今井と会っていた。

二人の会話から知った弥生を調べ、弥生から妻の過去の罪を聞いた。

彼女を守るために事件を知る全ての人間の口を封じるようとした。

弥生を飴を使って殺そうとしたが誤って今井の妻が食べてしまった。

その後、弥生を刺殺。12年前の強盗を計画した今井は刷毛で湯呑に毒を塗った。

家族を一度に失い失意の中にいた春田純一を救ってくれたのが吉田羊だった。

 

 

警察も馬の毛が何なのかが分かるのが遅いし、和美達もチェーンのトリックに気付いた時点で春田純一しか細工できないことにも気付くべきじゃない?

ドアチェーンの細工を戻すのって見つかるリスク高いし、結局は合鍵も使ってるのだからドアチェーントリックいるのか?

まあ、毎度毎度突っ込みどころはあるんだけど、このシリーズはそれで良しですわチュー
 

 

藤谷 美紀、原田 龍二、田村  亮、春田 純一、佐藤 藍子、山村 紅葉、渋谷 天外、吉田  羊、竜川  剛、中野 良子、冨樫  真、比留間由哲、村杉蝉之介、舟木  幸、峰 蘭太郎、宮嶋 麻衣、田中 正之、渡辺  凱、山口 竜央

 

原作:『華やかな密室』