目が覚めた棟居弘一良(中村雅俊)の目に飛び込んできたのは亡き妻の仏壇から立ち上る線香の煙と、新しい供花であった。線香は消して寝たはずなのにと思いつつ、台所へ向かうと割烹着を着た女が、床下の野菜収納庫に頭をつっこんでいる。「起こしちゃったかしら?」と振り向いた女は、敦子(朝丘雪路)。棟居の亡き妻の母、つまり義母であった。かねてから棟居の身の回りの面倒を見ていた、妻の妹・桐子(床嶋佳子)が海外へ転勤となったため、母に頼んで、たまには面倒を見るように伝えていったのだという。翌日、敦子と共に出かけた棟居は、一軒のギャラリーの前で立ち止まる。敦子の話によると、「情念の画家」と呼ばれる大江雅弘(池内万作)の個展を行っているようだ。飾られた絵を義母と共に見つめていたその時、棟居の携帯電話が鳴る。署からの電話で、新宿で殺人事件があったので、すぐに来るようにとのことである。早速現場に駆けつけた棟居は、すでに到着していた山路(石丸謙二郎)らと合流。頭蓋骨骨折で亡くなっている女性の遺体に合掌。山路の指示で、棟居は所轄署の嶋村(古本新之輔)とコンビを組み聞き込みに入った。捜査会議では、那須警視正(竜雷太)から、被害女性の名前は椎名織江(風祭ゆき)、覚醒剤取締法違反の前科もあることが発表された。棟居は、山路らとは別に、織江がタンスの奥にしまっていた、33年前の幼児遺棄事件の新聞記事を元に、ある乳児院に向かって聞き込みを開始する。ところが、数日後、かつての部下の日下(華原朋美)が、別の殺人事件の捜査でその乳児院を訪れ、棟居の所に事情を聞きに来る。

 

華原朋美、演技はイマイチだけど、声が聞き取りやすいのがいいね。

釣り刑事の石川梨華と同じ。

 

海外転勤を理由に義理妹の床嶋佳子がOUTで、義母の朝丘雪路がIN

両方じゃダメなの?床嶋佳子好きとしては残念。

 

画家の池内万作は赤ん坊のころに捨てられ、養護施設で育った。

養護施設を脱走した彼は同じくみなしごの少年と浮浪していたが、その少年は死んでしまう。

池内万作は死んだ少年になり代わって生きることにする。

出生時:椎名太郎 ⇒ 養護施設:瀬田幸一 ⇒ 現在:大江雅弘(画家)

 

①バー経営者 風祭ゆき 池内万作の産みの母

②養護施設出身の女性 高橋美穂

 

会社社長の鶴田忍の娘と画家の池内万作は婚約していたが、鶴田忍が突然、結婚に反対し始める。若い頃に付き合っていた風祭ゆきから38年ぶりに連絡があり、池内万作が自分の子だと知らされたためだった。

 

昔、2人は同棲していた。風祭ゆきは妊娠するが覚醒剤で逮捕されて刑務所で出産。出所後に鶴田忍の元に戻るが貧しさから子供を捨てた。その子供が池内万作だった。

自分の息子であることを明らかにしない鶴田忍に対して苛立つ風祭ゆきと神社の境内で揉み合ってるうちに彼女が石に頭を打ちつけてしまい死亡。

 

池内万作と同じ施設育ちの高橋美穂が池内万作に会いに来る。

身元がバレたくない池内万作が絞殺して死体を遺棄した。

 

鶴田忍が急に親になって、池内万作を庇う。

情が薄い人とも思えないんだけど、太郎を探そうとしたことは無かったのかな。

 

鶴田忍の自宅はかたせ梨乃のキャサリンの家と同じ。

「吹き抜けで階段が左で真ん中は大きな窓、右は隣の部屋に続く家」

 

中村 雅俊、華原 朋美、竜  雷太、石丸謙二郎、朝丘 雪路、池内 万作、風祭 ゆき、山口美也子、古本新之輔、悠木 千帆、高橋 美穂、尾道 凛、浅見小四郎、澤井 孝子、河野洋一郎、樋口 浩二、佐野 圭亮、鳥山 昌克、鶴田 忍、ミッキーカーチス、中川 大志