鴨志田新一(伊東四朗)は、警視庁東王子署の警部補。別れた妻との間にもうけた娘・岡崎真実(羽田美智子)は警察庁刑事局のエリート警視だが、鴨志田と真実が実の親子だということは、2人の職場の人間は誰も知らない。
目下独り身の鴨志田は、海外赴任中の友人宅に住まわせてもらっており、真実も居候中。友人の息子で司法浪人生の姉小路行人(石井正則)も同居しているが、この行人は事件が起きると何かと首を突っ込んでくるため、鴨志田も真実ももてあまし気味だった…。
ある日、鴨志田はひとり、東京タワー近くの公園を訪れる。忘れられない事件が、胸をよぎったからだ。実は30年前のこの日、タワー近くの公園で当時1歳の女の子が誘拐される事件が発生。遺体は発見されなかったが、翌日、川下から女の子の衣服が見つかったのだ…。主犯の赤西(堀井茶渡)は身代金5000万円を受け取った後に、交通事故死してしまい、捜査本部は必死に共犯者の行方を捜したが、見つけることができなかったのだった。
痛恨の思いで東京タワーを見つめていた鴨志田は、誘拐された女の子の父親・大下栄蔵(木場勝己)と再会する。大下は、毎年この日にこの公園に足を運んでいると語り、今は妻と息子に先立たれた上、経営していたカメラメーカーも手放し、ひとり寂しく暮らしているという。
そんな2人は、ひとりの女性カメラマン・三橋早苗(辺見えみり)に声をかけられる。早苗は“昭和の風景”という特集を組んでおり、まさに“昭和の男”という雰囲気だとおだてられた2人は並んで彼女の被写体になった。
その夜、“太陽リサイクル”の社長・冬木秀雄(小澤象)が社長室で何者かに刺され、重態となる事件が起きた。秀雄は、真実の大学時代の後輩・冬木秀俊(丸山厚人)の父であり、その日の午後、地元・北区の子ども館の完成記念イベントで同席したばかりの真実は驚く。
金品が一切盗まれていないことから、怨恨による殺人未遂事件と思われたが、秀雄は子ども館事業をはじめ、多くの慈善活動に取り組む篤志家で、恨みを買うような人物ではなかった。 
まもなく、秀雄は子ども館のイベントに出席した際、届いた祝電を読んで激しく動揺していたことが発覚。その電報には「偽善者、逃げられると思うな、東京タワーは知っている」と記されていた。
秀俊や秘書の景山幹久(菅原大吉)によると、芝浦地区に倉庫を建てた際、勤務態度の悪い派遣労働者を解雇したため逆恨みされ、最近、何通も脅迫状が届いていたという。
そんな中、ホームレスの男・駒田(新納敏正)が、荒川大橋の下で刺殺されているのが発見された。所持していたサイフの中には、ピン札で10万円が入っていた。“駒田”という名字を聞いた鴨志田は、どこかで聞いたことのある気がして仕方がない。鴨志田と真実は、駒田のホームレス仲間への聞き込みを開始。すると“炊き出し”のボランティアの中に、早苗の姿を見かける。
早苗は母の加代子(山口美也子)と共に、ときどきボランティアに加わっているという。ホームレス仲間によると、駒田には“金づる”がいたらしく、また加代子に気があったようだという。
そんなとき、鴨志田はついに思い出す。30年前の誘拐事件の主犯・赤西を交通事故で死なせた男が、駒田正一という名前だったのだ…! 秀雄のもとに届いた脅迫状の中には、駒田が居ついていた界隈のコンビニエンスストアからファックスしたものが多数あった。駒田は、秀雄を脅していたのか…!? もしかしたら、秀雄も30年前の誘拐事件の共犯だったのではないか…!?
意識が戻った秀雄に、鴨志田は率直に自分の推理をぶつけるのだが…!? 

 

辺見えみりの演技、久しぶりにみた。笑顔が素敵~キラキラキラキラ

 

ストーリーは…30年前の赤ちゃん誘拐事件が大元にある。

主犯は誘拐事件直後に事故に見せかけて殺された。

そいつと付き合っていた覚せい剤中毒だった山口美也子が赤ちゃんの面倒をみていた
赤ちゃんがいれば自分を変える事が出来ると思い込み、彼女を連れて田舎に帰り、妹の死んだ娘と入れ替わりをさせて育て上げる。
 

共犯の男たちは現在、会社社長とホームレス。

会社社長は自分の過去を恥じ、ホームレスを殺害し自分も死んで償おうとした。

でも失敗して逆に刺され、逃げられたのでホームレスの痕跡を消した。
ホームレスとの関係を探られたくなかったための行動らしいが、

うんん?不可解だわ。もし、殺害が成功していたらどうなってたの?

事件当時、主犯を殺害した理由もイマイチ納得できず。

どうもスッキリしなかったな。


それでも、ラストのぎこちないながらも少しづつ、近づいていく実の父と娘の姿には涙腺が緩むえーん

 

 

伊東四朗、羽田美智子、石井正則(アリtoキリギリス)、小倉久寛、辺見えみり、飯田基祐、伊東孝明、福本伸一、白石朋也、河本千明、佐渡稔、丸山厚人、中西良太