市原悦子主演の人気シリーズ「ホームドクター・神村愛〜看取りの事件カルテ〜」訪問医・神村愛が、死期迫る患者を取り巻く家族の騒動や、事件を解決し、様々な人々の心を救うヒューマンサスペンス。終わりが近付いている老人の遺産相続を巡り骨肉の争いが巻き起こる中、安らかな最後を迎えるため思いもよらぬ事件の真相が明かになる。終わりが近付いた時、人は何を求めるのか!?
寿命の定まった患者に、その残り時間を出来るだけ充実して過ごして欲しいと願い、訪問医をしている神村愛(市原悦子)は、毎日5、6人、週に約40人の患者を往診している。緊急を要する場合は24時間いつでも駈け付け、さらに患者の死を看取るという絶対避けて通れない重くキツイ仕事でもある。元刑事の夫・達也(小野武彦)は、愛の身の回りの世話を献身的にしてくれている。ある日、訪問患者である資産家の安西雄一郎(神山繁)宅近くの公園で、赤い野球帽をかぶったホームレス風の男が撲殺された。事件現場近くにいた達也は、血が騒いで駈け付けると、そこには達也の後輩だった三村警部(今井雅之)が現場検証の最中だった。事件のことを愛に伝えると、前回雄一郎を往診した時の帰りに、赤い野球帽をかぶった似た男を見た気がすると言い出した。早速、三村は殺された大沢(志賀圭二郎)の写真を持って愛を訪ねてきた。2週間前頃から現場の公園で寝起きしていたとの証言もあり金持ちの家を物色していたのではという疑惑もあった。だが、愛は野球帽をかぶっていたのは間違いないが断言できないと言った。その後、愛は、終わりの日が近付いてきた雄一郎から、最後の願いを聞いてくれと頼まれる。

 

神山繁の家族の強欲さは典型的2サスの資産家一族だね。

でも、神山繁の自分勝手さに長年付き合わされていたら、ああなる気持ちも分かる。

それでも最後には愛人と隠し子に死に水をとらせた家族。

いい場面だったなぁ。

芦川よしみの表情から複雑な感情が伝わってきて、ぐっときた。

 

そして、市原悦子と小野武彦の夫婦愛も素敵だった。

長年連れ添った夫婦感。(これで一作目びっくり)

火をつけたタバコをそっと渡す場面

エンドロールでの食卓ダンス

 

このシリーズ、2話だけだなんて、勿体なかったよ~ショボーン

でも、市原悦子以外の主役で「新」なんてタイトルに付けて製作されるのは違うのよね。

 

それから染谷将太くんの調査能力には驚き。

将来、WEBデザイナーもいいけれど、探偵事務所はどうかしら?

 

市原悦子、今井雅之、小野真弓、高林由紀子、芦川よしみ、染谷将太、神山繁、小野武彦