チャットで上司に深夜まで「能力低い」 職員懲戒免職 東京・足立
9/27(水) 20:28配信 朝日新聞

東京都足立区は27日、子ども家庭部の女性職員(52)を、懲戒免職処分にしたと発表した。
(中略)
 区によると、女性は2021年6月から23年7月にかけ、体調不良による欠勤の際に必要な診断書の提出などをせず、124日欠勤し、6時間の遅刻をした。また、他人への誹謗中傷が禁止されている公用チャットツールで、22年3月から6月にかけ、上司に対して「能力が低い」「あなたの下で働くつもりはない」といったメッセージを複数回送信した。送信は1日に数件から50件で、深夜に及んだこともあったという。




一般論として「輩」と関わり合いになってはいけない。根拠なく自己の優越性を盲信しており、他罰的で、あらゆる理屈が通用せず、一切反省はなく、だから言動の改善もない。この世に不快と混沌をもたらすためだけに生を亨けたサイコパスで、一般市民法秩序の外側、あっちの世界の存在である。多様性(ダイバーシティ)だの社会的包摂(インクルージョン)だのとは極めて相性が悪く、むしろそうした善意に全力でフリーライドする者が「輩」と言えよう。

「輩」の公務員の場合、直属の上司は悲惨である。嫌でも一定の関与をしなければならない。僕が「部下」を預かる立場になって10年半になるけど、幸いにもそういう逸材(逸脱した人材)に捕まったことはない。むしろ「部下」にはとてもとても恵まれてきたと思う。直属以外で見聞きしたことは何度もある。正直に言って「頭がおかしい」意外の心証を有していない。当然、関わり合いになりたくないから接触は最低限である。ここでいう「関わり合い」とは「輩」が親しく接してくることを含む。所詮「輩」とは長期的な友好関係を構築できないので、いずれ必ず破綻する。その時に、一方的に憎悪を募らせて逆恨みされることの方が遥かに恐ろしい。控え目に言って「同盟敬遠主義の的」になる。

だから関係性の中で自分に対する関心・印象を薄めることに注力するしかない。「人間、話し合えば分かり合えるよ」とか言う人がいる。僕もそう思う。なお、この命題と同値である対偶を取ると「話し合って分からんような奴は、人間じゃない」となる。

採用難は「輩」が紛れ込む温床になる。憂慮すべきことだ。

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2024/01/14 00:06 読売新聞