会社法の復習は概ね順調で、全体の四分の一ほど、株式の終盤あたり。特別支配株主の株式等売渡請求(179条)でふと…このゴツい法律用語のネーミングからどうしても連想してしまう。話題の事件を。
東スポの記事を２つ引用する。東スポだけど、我々にとって非常に重要な示唆が分かりやすく書かれている。これに尽きる。
ネット震撼！ ５歳男児を餓死させたママ友容疑者は「罪悪感ないモンスター」
2021年03月03日 13時03分 東スポWeb
専門家は「良心や罪悪感や後悔の欠如、他人への思いやりなどがない人間は１００人に１人の割合でいるといわれる。そういう悪人は獲物には非常に社交的で、それは好かれると支配しやすくなるから。罪悪感を持たないモンスターなので、うそをつくことに全力を尽くす。なぜ、そんな悪人にだまされるのかではなく、悪人は支配しやすい獲物を見定める能力が非常に高い」と話す。
５歳児餓死事件 ママ友容疑者の恐怖シナリオ「３人のうち１人が亡くなれば…」
2021年03月04日 11時20分 東スポWeb
「これまで明らかになっている情報から確実に言えることは、本件の手口がマインドコントロールの基本を忠実に踏襲しているということだ。今回のケースも“金目的”であったが、その背後には“他者を思い通りに操りたいという、ゆがんだ心理”が必ず存在する。こうした犯行に手を染める者は、通常幼少子供時代にかけて“極度の孤独”を経験し、ある時点で“人を利用する快感”を体験しているケースが非常に多い。また、赤堀容疑者の場合、恐らくは何らかの新興の宗教に精通した関係者からそのノウハウを吸収した可能性は高いかもしれない」（阿部氏）
このように人を支配し、搾取する犯人は、一度だけではなく、複数の人を餌食にしているケースが多い。
「一度、人を食って、生きていく味を覚えた人間は、獲物になる可能性の高い、心に傷を抱えた人間を見抜く力に非常にたけている。赤堀容疑者が“食える”と踏んだ碇容疑者に近寄り、『ノー』と言えない人格であることをまず確認し、マインドコントロールの鉄則である周りの人間から完全に切り離す第一歩として、心底心配しているフリをして碇の夫の浮気話をでっち上げ、まずその調査費用の請求に応えられるかテスト。“合格”を確認後は、家庭調査員とも切り離し、やりたい放題にカネを請求したのだろう。生活保護費をすべて取り上げ、その一部だけをまるで親切のように手渡すやり方も常とう手段だ」（同）
洗脳系の凄惨な事件としては、尼崎事件や北九州監禁殺人事件が挙げられる。洗脳の基本的な手口としては「認知的不協和」を理解しておけば十分だと思う。人の行動・感情・思想は三位一体で、これが不一致だと人はその矛盾を解消するために自身の中で変化が起こるってやつ。だからサイコパスは感情又は思想(若しくはその両方)を汚染して、そこから全体を引き寄せて獲物の全人格を支配していく。
サイコパスは獲物(=奴隷)やその家族を対等な人間と思っていない。どんな非道な仕打ちだってできる。本当に何だってする。反社会的勢力との関係を仄めかしたりもするだろう。公判でどんな証拠を突きつけられても否認を続けるだろうし、反省もしない。外に出ればまた同じことを繰り返す。我々はサイコパスとは共生できない。
今回の事件に限らず「児相(役所)は何やってんだ」的な声が上がるけど。問題があれば検証して再発防止に取り組んでほしいとは思うけど、あまり公共部門に期待しない方がいい。特に今後は高齢化→税収減少という大きな潮流は絶対に変わらないから、予算・人員の両面で、必ずどこかの分野に綻びが出てくる。猛烈な世間のバッシングにより、ある部門が一時的に強化されても、全体のパイが限られている以上どこかしらは手薄になる。ガースーが「自助」「共助」を強調し過ぎって叩かれてるけど、長期的に見れば正しいって評価になるように思う。「公助」は後退を余儀なくされている。
「押しに弱い」「与し易い」と見られれば、最悪、上記のような凄惨な事件の被害者になってしまう。サイコパスはどこにでもいる。他にも、マルチ商法(MLM)、カルト宗教、悪質電話・訪問販売、各種詐欺…世の中には極悪な罠が多い。引っ掛かりかけたら、何でも相談できる信頼できる家族・友人に早めに相談した方がいい。いなければ、公的機関や無料法律相談…何でもいいから第三者に相談する。「自分は大丈夫」とは思わない方がいいと思う。自分ほど信用ならない存在はない。
要は舐められたら終わりってこと。他人に依存しすぎて良いことなど何もない。仕事しててもそれは感じる。「言い返さない」「断らない」となれば、とんでもない無体を押し付けてくる奴は組織の中にも外にもたくさんいる。命や財産を失うところまで行かなくても、仕組みは同じである。いやな世の中である。
引用の記事でも少し言及されてる「サイコパスも幼少時に虐待などを受けていて同情すべき点が…」的な手垢のついた話があるけど、心底どうでもいい。どんな来歴だろうが既に完成されたサイコパスとして世に君臨している以上、普通の人間に戻すことは不可能である。
先ほど寝かしつけた我が子は、これから多くの人間と関係を築いていく。その全てが善良な人間では当然ない。それらを撥ね付けて、逞しく自分の人生を生きてほしい。
【2023.3.24追記】
「ママ友」懲役１５年確定 福岡５歳児餓死、上告せず
2023/3/24 11:14 産経新聞
東スポの記事を２つ引用する。東スポだけど、我々にとって非常に重要な示唆が分かりやすく書かれている。これに尽きる。
ネット震撼！ ５歳男児を餓死させたママ友容疑者は「罪悪感ないモンスター」
2021年03月03日 13時03分 東スポWeb
専門家は「良心や罪悪感や後悔の欠如、他人への思いやりなどがない人間は１００人に１人の割合でいるといわれる。そういう悪人は獲物には非常に社交的で、それは好かれると支配しやすくなるから。罪悪感を持たないモンスターなので、うそをつくことに全力を尽くす。なぜ、そんな悪人にだまされるのかではなく、悪人は支配しやすい獲物を見定める能力が非常に高い」と話す。
５歳児餓死事件 ママ友容疑者の恐怖シナリオ「３人のうち１人が亡くなれば…」
2021年03月04日 11時20分 東スポWeb
「これまで明らかになっている情報から確実に言えることは、本件の手口がマインドコントロールの基本を忠実に踏襲しているということだ。今回のケースも“金目的”であったが、その背後には“他者を思い通りに操りたいという、ゆがんだ心理”が必ず存在する。こうした犯行に手を染める者は、通常幼少子供時代にかけて“極度の孤独”を経験し、ある時点で“人を利用する快感”を体験しているケースが非常に多い。また、赤堀容疑者の場合、恐らくは何らかの新興の宗教に精通した関係者からそのノウハウを吸収した可能性は高いかもしれない」（阿部氏）
このように人を支配し、搾取する犯人は、一度だけではなく、複数の人を餌食にしているケースが多い。
「一度、人を食って、生きていく味を覚えた人間は、獲物になる可能性の高い、心に傷を抱えた人間を見抜く力に非常にたけている。赤堀容疑者が“食える”と踏んだ碇容疑者に近寄り、『ノー』と言えない人格であることをまず確認し、マインドコントロールの鉄則である周りの人間から完全に切り離す第一歩として、心底心配しているフリをして碇の夫の浮気話をでっち上げ、まずその調査費用の請求に応えられるかテスト。“合格”を確認後は、家庭調査員とも切り離し、やりたい放題にカネを請求したのだろう。生活保護費をすべて取り上げ、その一部だけをまるで親切のように手渡すやり方も常とう手段だ」（同）
洗脳系の凄惨な事件としては、尼崎事件や北九州監禁殺人事件が挙げられる。洗脳の基本的な手口としては「認知的不協和」を理解しておけば十分だと思う。人の行動・感情・思想は三位一体で、これが不一致だと人はその矛盾を解消するために自身の中で変化が起こるってやつ。だからサイコパスは感情又は思想(若しくはその両方)を汚染して、そこから全体を引き寄せて獲物の全人格を支配していく。
サイコパスは獲物(=奴隷)やその家族を対等な人間と思っていない。どんな非道な仕打ちだってできる。本当に何だってする。反社会的勢力との関係を仄めかしたりもするだろう。公判でどんな証拠を突きつけられても否認を続けるだろうし、反省もしない。外に出ればまた同じことを繰り返す。我々はサイコパスとは共生できない。
今回の事件に限らず「児相(役所)は何やってんだ」的な声が上がるけど。問題があれば検証して再発防止に取り組んでほしいとは思うけど、あまり公共部門に期待しない方がいい。特に今後は高齢化→税収減少という大きな潮流は絶対に変わらないから、予算・人員の両面で、必ずどこかの分野に綻びが出てくる。猛烈な世間のバッシングにより、ある部門が一時的に強化されても、全体のパイが限られている以上どこかしらは手薄になる。ガースーが「自助」「共助」を強調し過ぎって叩かれてるけど、長期的に見れば正しいって評価になるように思う。「公助」は後退を余儀なくされている。
「押しに弱い」「与し易い」と見られれば、最悪、上記のような凄惨な事件の被害者になってしまう。サイコパスはどこにでもいる。他にも、マルチ商法(MLM)、カルト宗教、悪質電話・訪問販売、各種詐欺…世の中には極悪な罠が多い。引っ掛かりかけたら、何でも相談できる信頼できる家族・友人に早めに相談した方がいい。いなければ、公的機関や無料法律相談…何でもいいから第三者に相談する。「自分は大丈夫」とは思わない方がいいと思う。自分ほど信用ならない存在はない。
要は舐められたら終わりってこと。他人に依存しすぎて良いことなど何もない。仕事しててもそれは感じる。「言い返さない」「断らない」となれば、とんでもない無体を押し付けてくる奴は組織の中にも外にもたくさんいる。命や財産を失うところまで行かなくても、仕組みは同じである。いやな世の中である。
引用の記事でも少し言及されてる「サイコパスも幼少時に虐待などを受けていて同情すべき点が…」的な手垢のついた話があるけど、心底どうでもいい。どんな来歴だろうが既に完成されたサイコパスとして世に君臨している以上、普通の人間に戻すことは不可能である。
先ほど寝かしつけた我が子は、これから多くの人間と関係を築いていく。その全てが善良な人間では当然ない。それらを撥ね付けて、逞しく自分の人生を生きてほしい。
【2023.3.24追記】
「ママ友」懲役１５年確定 福岡５歳児餓死、上告せず
2023/3/24 11:14 産経新聞