2010(平成22)年度に理工系区分の国家公務Ⅰ種試験を受験した話。
※ 2012(平成24)年度から「総合職試験」に変更

◆受験動機
国家Ⅰ種は新卒・転職どっちも一次落ちで2連敗。それがなんとなく悔しい。少なくとも試験くらいは通せるんだぞって。空回りだった。

◆勉強期間
公害防止管理者、環境計量士など環境系の国家資格を取得していたのでその辺の知識を転用できるだろと思い、1次試験対策はなし。

◆第1次試験【5/2(日)】
教養試験は比較的簡単だったけど、専門試験に大苦戦。教養34/45、専門26/40で5/14(金)昼休みに合格を確認。


▲1次試験合格通知書

◆第2次試験【5/23(日)、6/2(水)】
①専門記述試験、②総合記述試験、③人物試験の3つ。①②は5/23(日)だから1週間ちょっとしかない。特に①対策について、当時の手帳を見ても相当焦ってた様子が見てとれる。資源工学や環境工学の専門書読み漁って付け焼刃にする。


②は論文試験。その場で考えて書けるタイプの出題だけど、練習しておけばよかった。時間がなくなり変な文章になった。

③人物試験、要するに面接は6/2(水)の午後、文京区小石川の国家公務員研修センター。途中にあった源覚寺(こんにゃくえんま)の入口に「なるようになる、今を大切に」って箴言が印象に残っていたようで、当時の日記に記述がある。

◆合格発表
6/22(火)9時合格発表、合格通知が郵送されていた。国家Ⅰ種にリベンジ。ちなみに職場の同期友人も理工Ⅰ区分で合格(というか僕が誘った)。彼は僕よりはるかに頭脳明晰で、逆立ちしても敵わないだろう。


▲最終合格通知書

成績開示請求ができる。人物試験が標準よりワンランク上のB評価で嬉しかった。


▲試験結果通知書


▲試験実施状況

当時は民主党政権。政治主導とか変な事やってた時期。国家公務員の新規採用も大幅に抑制する方針だった。

国家1種合格、倍率8年ぶり20倍超 10年度
日本経済新聞 2010/6/22付

人事院は22日、中央省庁の幹部候補となる国家公務員1種採用試験の2010年度の合格者を発表した。合格者数は昨年度より180人少ない1314人で、応募者総数に対する倍率は20.5倍。倍率が20倍を超えたのは02年度以来、8年ぶりだ。公務員の人件費圧縮のため、政府が打ち出した新規採用抑制の方針などが影響した。

女性の合格者は272人。全合格者数に占める割合は20.7%で、過去最高を記録した。合格者は23日から始まる各省庁による面接などを経て、おおむね来年4月に採用される。政府の方針を受け、最終の採用予定数は昨年度より66人減の531人に絞り込まれる。過去10年の採用数は600人前後で推移しており、志望者にとっては一段と狭き門となりそうだ。(以下略)