パリで開かれているマスターズのトーナメントのひとつ
BNPパリバオープンで錦織選手がフルセットの末
宿敵ツォンガ選手に勝利した。

錦織選手にとって、比較的ソンガ選手は相性が良いので
勝つチャンスは大いにあったが、もちろん簡単に
勝てる選手ではない。

第1セットはツォンガ選手の爆発的なサーブ、ショットが
決まり、1-6で落とすが、第2セットから徐々に
ツォンガ選手のプレイに慣れ、錦織選手が粘り強く
タイブレークをものにした。

第3セットも一進一退の好プレイが続くが、
セット後半でツォンガ選手の足に痙攣が起こりはじめ
思うようなサーブ、ショットが打てなくなってきた。

タイブレークにもつれ込み、最後はツォンガ選手の
サーブがダブルフォルトとなり、ゲームセットとなった。

ここのところ上位選手に勝てなくなってきた錦織選手、
久しぶりにに上位選手に勝ち、3回戦に進出した。


今年は急成長し一時はトップ10にも入りそうな
勢いだったが最高位は11位。

それから現在は順位を落とし19位。

それだけ世界が錦織選手を研究しマークしているのだろう。

錦織選手はバランスの良いオールラウンドプレイヤーだが
特に際立った武器が無い。

トップ10に入るには、それぞれのショットの精密性を
上げ、特にドライブボレーやネットプレイを上達させ、
積極的に取り入ればいいかもしれない。

3回戦では、ガスケ選手と対戦する。
苦手としている選手で、特にバックハンドのトップスピンの
スピード、アングルが強烈だ。