先日、クリーニング店の経営者が集まる勉強会に参加してきました😊
30代の若い経営者さんから、私たちと同年代の経験豊富な経営者さんまで。
会社の規模も違えば、経営の仕方も違う。
仕事に対する考え方も、本当に人それぞれでした。
「そんな考え方もあるんだなぁ」
「なるほどなぁ」
たくさんのお話を聞かせていただいて、とても良い刺激をいただきました。
そんな中で、ある社長さんがおっしゃった言葉が、とても心に残りました。
「クリーニング店は、拍手されるより握手される経営をしなければならない」
たくさんの人から、
「すごいですね!」👏
と称賛されることよりも、
もっと裏方として支える。
目の前のお客様をもっと見るってことかなあと思いました。
目の前のお客様から、
「ありがとう」
「助かったわ」
「またお願いね」
と言っていただける仕事をする。
この言葉を聞いたとき、ふと思い出したのが、以前うちの社長が言った言葉です。
「知らない誰かの1着より、大切なあの人の1着」
うちの社長、たまにいいことを言います(笑)
新しいお客様にたくさん来ていただくことも、もちろん大切です。
でも、そればかりを追いかけて、今、山本クリーニングを信頼して大切なお洋服を預けてくださっているお客様のことを忘れてはいけない。
そんな意味なのだと思います。
私たちも以前、テレビで取り上げていただいたことがあります。
放送後には、
「テレビ見たよ!すごいね😍」
とたくさんの方から声をかけていただきました。
中には、
「そんなすごい技術や温かい気持ちを持った人に、いつもクリーニングしてもらっていると思ったら、なんだか私まで誇らしかったよ」
と言ってくださったお客様もいらっしゃいました。
あの時は本当に嬉しかったです。
たくさんの方から拍手していただけることも、やっぱり嬉しい。
そして、クリーニングという仕事をたくさんの方に知っていただき、働くスタッフが誇りを持つためにも、そんな「拍手」も大切だと私は思っています。
でも――
その拍手をもらうことが、仕事の目的になってはいけない。
今回の勉強会で、改めてそう思いました。
たとえば、難しいシミをきれいにして、1万円のシミ抜きのお仕事をさせていただく。
「こんなシミが取れるなんて、すごい!」
そう言っていただけたら、もちろん嬉しいです😊
でも私たちが同じくらい、いえ、それ以上に大切にしたいことがあります。
例えば、クローゼットのお洋服にカビを見つけて、不安そうにご来店されたお客様。
カビの生えた一着をきれいにすることだけが、私たちの仕事ではないと思っています。
「同じ場所にしまってあるお洋服も、一度全部確認してみてくださいね」
「カビを見つけたら、クローゼットの中もきれいにしておくと安心ですよ」
そんなお話をさせていただきます。
そして後日、
「教えてもらったから、家に帰って全部確認したよ」
「クローゼットもきれいにしたよ。教えてくれてありがとう😊」
そんな言葉をいただいたら、
スタッフみんなで、
「よかったね!」
と喜べる。
私は、そんな会社でありたいと思っています。
クリーニングに出していただいた一着がきれいになることはもちろん大切です。
でも、その先にあるお客様の暮らしまで少し気持ちよくなったら、もっと嬉しい。
大切なお洋服を来年も気持ちよく着ていただけたり、
「困ったときは山本クリーニングに聞いてみよう」
と思っていただけたり。
そんな関係を、一人ひとりのお客様と作っていきたいと思っています。
そして、うちの社長がもう一つよく言う言葉があります。
「売上は足跡」
売上を作るためにお客様を見るのではなく、
目の前のお客様に、
「今、私たちに何ができるだろう?」
と考える。
スタッフみんなで考えて、工夫して、お客様に喜んでいただく。
その一つひとつを積み重ねて、後ろを振り返ったときに残っている足跡が「売上」なのだと思います。
今回の勉強会では、いろいろな経営者さんのお話を聞きました。
考え方も違う。
会社の規模も違う。
目指しているものも違う。
どれが一番正しいということではなく、それぞれが自分たちの大切なものを持って、一生懸命クリーニングという仕事に向き合っている。
今回の勉強会で新しいことを学んだと同時に、改めて気づかせてもらったことがあります。
私たちがこれまでやってきたことは、私一人で作ったものではありません。
社長がいて、スタッフがいて、みんなで、
「こうした方がお客様に喜んでもらえるんじゃない?」
「この伝え方の方が分かりやすいよね」
と、その都度考えながら少しずつ作ってきたものです。
そして何より、私たちを信頼して大切なお洋服を預けてくださるお客様がいてくださったから、ここまで続けてくることができました。
100人からの拍手を追いかけるより、目の前の一人の笑顔を大切にする。
その笑顔を一つずつ積み重ねた仕事に、いつか拍手をいただけたなら、その時はスタッフみんなで喜びたいと思います😊
「知らない誰かの1着より、大切なあの人の1着」
今日も山本クリーニングは、スタッフみんなで、大切にお預かりします。
そしてお返しするときには、いつもの言葉を。
「きれいに仕上がりましたよ。
また着てあげてくださいね😊」
山本クリーニング

